出版社内容情報
地球上の生きものは、月にさまざまな影響を受けています。オサガメ、フンコロガシ、ライオン、トムソンガゼル、海のサンゴやプランクトン……月あかりの夜の風景に、やさしくおだやかな言葉をそえた美しい科学絵本です。天文や生態学に親しむはじめの一歩として最適。おやすみ前の読み聞かせにもおすすめです。巻末には、月の運行に関する解説、絵本に登場する生きものに関する情報、監修者による日本語版オリジナル解説を掲載。
【目次】
内容説明
満月のかがやく夜、オサガメの赤ちゃんは海に向かい、ヨザルは木々をわたってエサを探し、サンゴはいっせいに産卵します。新月の暗い夜、ライオンは闇にまぎれて狩りをします。月の満ち欠けが生きもののくらしに与える影響を、最新の研究成果に基づいて描いた科学絵本。巻末に月や動植物に関する解説があります。
著者等紹介
スチュワート,メリッサ[スチュワート,メリッサ] [Stewart,Melissa]
これまで、子ども向けの科学の本を200冊以上書いてきました。優れたノンフィクション作品に贈られるサイバート賞などを受賞しています。本を書くための取材では、熱帯雨林を歩いたり、アフリカ大陸を旅したり、ガラパゴス諸島の海でアシカと泳いだりもします
ラナン,ジェシカ[ラナン,ジェシカ] [Lanan,Jessica]
多くの絵本のイラストを描いています。絵本“Jumper:A Day in the life of a Backyard Jumping Spider”(ハエトリグモのある一日)の絵と文を手がけて、サイバート賞を受賞。“The Fisherman&the Whale”(漁師とクジラ)という絵本では、野生生物を描いた作品に贈られる賞を受けています。アメリカのボルダーという街でくらしています
まつむらゆりこ[マツムラユリコ]
福岡県生まれ。20年あまり新聞社で記者として働いたあと、歌人として活動しながら、評論やエッセイなどを書いています。歌集『光のアラベスク』で若山牧水賞受賞
吉村崇[ヨシムラタカシ]
滋賀県生まれ。名古屋大学生命農学研究科教授。動物の体内時計や、春を感知するホルモンに関する研究などに従事しています。1993年に名古屋大学農学部畜産学科卒業後、同大学大学院農学研究科にて農学修士・博士の学位を取得。1996年に名古屋大学農学部助手に着任。名古屋大学大学院生命農学研究科助教授を経て、2008年より教授に着任。2013年より同大学トランスフォーマティブ生命分子研究所主任教授、2022年より同研究所所長。日本農学進歩賞、日本学術振興会賞、英国内分泌学会国際賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。