出版社内容情報
いちろうくんとちいこちゃんが庭にいちごを埋めると、たちまち芽が出て花が咲きました。そこにちょうちょが飛んできて蜜を吸うと、赤と緑の“いちごちょうちょ”になりました。ふたりを乗せた“いちごちょうちょ”は海へ飛び、それをさかながパクリ。すると今度はさかなが、“いちござかな”になりました。食べて食べられて、いろんなものがいちごになっていきます。ゆったりした時間が流れる、のんびり楽しいナンセンス絵本です。
内容説明
読んであげるなら4才から。自分で読むなら小学校初級むき。
著者等紹介
鬼頭祈[キトウイノリ]
1991年、静岡県生まれ。京都造形芸術大学日本画コース卒業。日本画の技法を生かし、小人やいちごをモチーフにした現代的な絵画を制作する。画家として国内外の個展を中心に活動するとともに、広告やアニメコラボグッズなどにも作品を提供している。第190回ザ・チョイス入選(江口寿史氏審査)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆりこ
10
書店で見かけて購入。鬼頭祈さんの絵本は初めてだけど、なんかすごい人が来た!と感じました。いちごが好きな3歳の娘用。大きないちごをカゴに入れて運ぶシーンが好きみたいです。私もいちごが食べたくなりました。2025/02/22
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
2021年5月号 422号にて読了。 いちろうくんとちいこちゃんが庭にいちごを埋めたら、あっという間に花が咲きました。そこにちょうちょが飛んできて蜜を吸うと、いちごちょうちょになり、ちょうちょに乗って二人は空を飛ぶと、今度はさかなが、いちござかなになり…。食べていくものがいちごになっちゃうナンセンス絵本。2024/12/15
遠い日
4
何もかもがいちごに染まる、いちごの世界に、いちご好きのわたしはうっとり。鬼頭祈さんの柔らかな絵に、幸福感が漂います。いちろうくんとちいこちゃんがした夢のようないちごだらけの冒険。どっちをみてもなにをみても、いちごいちご。きっときっと甘い甘いいちごの香りに包まれていたのだろうなぁ。2025/01/23
moco
2
【小1】図書館新着絵本。娘の感想「わーこわい、口がない。でもいちごはおいしそう?」2024/12/26
たくさん
2
いちごだけが色づいている。一つのことに集中する世界。それがのめりこんだり研究したり執着したりという前向きな向上心の象徴なのかなって思います。いちごを植えただけで世界が想像がいろんなものを巻き込んで一緒に共感を生む。いいことを自分が考えて広がっていく世界を未来に望みますね。2024/12/01