出版社内容情報
恐竜の頭の骨をじっくり観察したことはありますか。頭骨には、その恐竜が生きていた頃、どんなふうに身のまわりの世界を見たり、聞いたり、かいだりしていたかを知る手がかりがたくさん残されています。また、頭骨の内側のすき間をCTスキャナで調べて、脳や内耳のかたちを明らかにする研究も進んでいます。それによって、それぞれの恐竜の感覚の特徴を突き止めることができるのです。最新研究にふれ、恐竜学の扉を開く一冊。
内容説明
最新の研究を通して、恐竜たちのくらしぶりが見えてくる!恐竜たちは、身のまわりの世界をどんなふうに感じとっていたのでしょうか。頭の骨の化石には、それを知る手がかりがたくさん残されています。CTスキャナで内側の空間を調べれば、脳のかたちやその働きをさぐることもできます。恐竜学のとびらをひらく一冊。
著者等紹介
大島英太郎[オオシマエイタロウ]
栃木県に生まれる。子どもの頃から、自宅に近い渡良瀬遊水地に通って、長年、野鳥の観察を続けてきた。また、恐竜に関する質問状を、国立科学博物館の研究者に送ったのがきっかけで、恐竜にも興味をもつようになる。科学絵本、物語絵本の両方の分野で、鳥や昆虫、恐竜などをモチーフにした絵本を発表している
河部壮一郎[カワベソウイチロウ]
福井県立大学恐竜学研究所准教授、福井県立恐竜博物館研究員。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。今、生きている鳥の脳の形を調べることが、恐竜の理解にもつながると考え、学生のころは鳥類の研究をしていた。その後、博物館勤務を経て現職。フクイベナートル、トリケラトプス、ティラノサウルスをはじめとするさまざまな恐竜の脳や神経、内耳、血管などの形を調べて、生きていたときの恐竜の様子を探る研究に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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