出版社内容情報
ちいさな船が海を進んでいくと、嵐がやってきて海は大荒れに。ヘリコプターに吊り上げられて助けられますが、地面の上に置かれてしまい、もうどこへも行けない、おしまいだとなげきます。そこへ他の船がやってきて「その気になれば、どこだって進めるものだよ」と声をかけます。ちいさな船はその気になって、山や畑、街の中をどんどん進みます。絵本作家として50年、五味太郎さんの集大成作品です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
150
五味 太郎は、新作中心に読んでいる絵本作家です。 船を擬人化した絵本、表紙&BOOKケースから凝っていて、楽しめます🚢🚢🚢 絵本作家として50年、五味太郎の集大成の作品とのことです。 https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=73412024/02/27
雨巫女。@新潮部
14
《本屋》小さな船が、頑張って航海している姿が、健気だった。2024/02/15
遠い日
5
変わった造りの本だ。五味太郎さん絵本作家50年の集大成だという。いつでも、発想の飛躍がすばらしく、固定観念に縛られているわたしの眼を開いてくれる五味太郎さん。小さな舟の先の見えない航海。どこへ行くのか、どこまで行くのか、まるで人生のよう。そして、The end.そのものみたいな事態からだって、まだまだ先へと進めるという。こだわりを捨ててやってみること。「その気」だいじ!2024/03/22
千利体
4
三省堂書店大宮店で読了 子供は大人になってからもう一度読み返して欲しい絵本2024/03/17
さかな
3
すごくよかった。作品の中に自由があった。2024/04/20