出版社内容情報
ちいさな船が海を進んでいくと、嵐がやってきて海は大荒れに。ヘリコプターに吊り上げられて助けられますが、地面の上に置かれてしまい、もうどこへも行けない、おしまいだとなげきます。そこへ他の船がやってきて「その気になれば、どこだって進めるものだよ」と声をかけます。ちいさな船はその気になって、山や畑、街の中をどんどん進みます。絵本作家として50年、五味太郎さんの集大成作品です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
160
五味 太郎は、新作中心に読んでいる絵本作家です。 船を擬人化した絵本、表紙&BOOKケースから凝っていて、楽しめます🚢🚢🚢 絵本作家として50年、五味太郎の集大成の作品とのことです。 https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=73412024/02/27
yomineko@ヴィタリにゃん
57
🚢海の上に浮かんでいるだけが船?それにこだわってはならないと、五味太郎先生は書いておられる✨✨✨自由な発想が生きています😊2025/01/19
退院した雨巫女。
16
《本屋》小さな船が、頑張って航海している姿が、健気だった。2024/02/15
takaC
15
そのきになれば どこだってすすめるものだよ2025/02/10
マカロニ マカロン
14
個人の感想です:B+。第30回日本絵本大賞受賞作。この絵本を(松田青子さん風に)「子どもの人」と一緒に読んだのだが、チンアナゴがいるよ!とか、骨!とか描き込みに気を取られてなかなか進まない(褒めてる)。ふねが陸に揚げられて落ち込んでると「みずにこだわりすぎている」とアドバイスをもらって、どこへでもすすんでいけると気がつく。絵も素敵だし、勇気をもらえる絵本だった。本来は丸い窓のあるスリーブに入っているらしいが図書館本のため、なし。スリーブに入れるためか表紙と各頁が同じ高さのため、めくりにくいという難点がある2025/05/29