出版社内容情報
女の子とイヌが森の中を歩いていると、ただの原っぱだったはずの場所に、いきなり水族館が建っていました。水槽の中にはヘンテコな魚たちがいっぱい。実はそれは、魔女によって姿を変えられた動物たちだったのです。さあ、急いでみんなを救い出さなくては。早くしないと、自分たちも魚に変えられてしまう! ハラハラ・ドキドキとユーモアがたっぷりつまった物語。佐々木マキさんによる人気作『まじょの かんづめ』の続編です。
内容説明
わるい魔女から動物たちを救えるか!?読んであげるなら4才から、自分で読むなら小学校初級むき。
著者等紹介
佐々木マキ[ササキマキ]
1946年、神戸市生まれ。マンガ家、イラストレーター、絵本作家。『へろへろおじさん』で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。京都市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
235
佐々木マキ・作。『ヘンゼルとグレーテル』に似たお話。ただ、森の中の魔女の家に行くのは、おんなのこといぬ。やや不思議なのは、通常なら女の子と犬には名前があるところなのだが、ここではどういうわけか、単におんなのこといぬ。また、森の中にあったのはお菓子の家ではなくて、奇妙な水族館だったのだけれど。お話の結末はおおよそ想像通り。絵は典型的な佐々木マキ様式のもの。漫画っぽいのはあまり好きではないのだが、まあ許容範囲か。2025/04/29
yomineko@ヴィタリにゃん
54
女の子と犬が森の中で奇妙な建物を見つけた。中にはヘンテコな魚ばかり。水槽の中から助けて~出して~という声が。そこで水槽の水を抜くと、豚、熊、象だった。半魚人も助けようとすると魔女に見つかってしまい魚にされてしまったが、先ほど救出した動物たちが助けてくれた😊半魚人は郵便配達のお兄さんだった。だってはがきが落ちてたもんね🏣2024/11/19
Yukiko Yosuke
23
まじょシリーズの2冊目。「女の子と犬いつものようにが森へ遊びに行くと」で始まるこのシリーズ。不思議な建物(今回は水族館)の中で見つける不思議な水槽の中の生き物たち。もちろん、ゾウ、クマ、ブタたちが魔女に囚われているのだけれど、彼らを助け出す代わりに自分たちが捕まり…とシリーズで同じ展開が待っています。魔女の呪文を逆さまに読むと…と細かいお楽しみもあって、楽しいシリーズです。2024/10/14
ヒラP@ehon.gohon
22
佐々木マキさんらしいナンセンス絵本です。生き物をサカナに変えてしまう魔法の水、ちょっとブラックです。2024/02/25
ツキノ
20
【なんだかへんよ、このすいぞくかん】2023年9月発行、2000年8月「月刊こどものとも」。もりの中に突如建っていた「もりのすてきなすいぞくかん」。中はうすぐらく、すいそうのなかでゆらゆらしているのは…水槽の中から声が聞こえ、そのとおりにしてみると!まじょの手の指がまさにそれっぽくて怖い。「マジョイカモドキ」とぶたが命名。最初に落ちていたはがきの謎も解ける。まじょが持っているふたつの紙袋はなに?『まじょのかんずめ』も再読したい。【97】2024/04/06