出版社内容情報
北海道の向こう岸、ロシアの沿岸に、ウスリータイガとよばれる森があります。トラやクマ、カワウソやシマフクロウが今も生息する豊穣な森です。この森で古くからくらす猟師たちは、川で魚をとったり、シカやイノシシを狩って生活しています。彼らは、「私たちにとって、森は家」と言います。深い森に棲む、人、動物、草木それぞれの営みと、そのつながりを、現地を旅した写真家が感性豊かに綴ります。
内容説明
ウスリータイガとよばれるロシアの沿岸にある森。その深い森に棲む、人、動物、草木それぞれの営みと、そのつながりを綴る。
著者等紹介
伊藤健次[イトウケンジ]
1968年生まれ。写真家。野生の草木や動物に魅かれて北海道やロシア極東で撮影を続けている。北海道大学「ヒグマ学入門」非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
57
タイガの森で狩猟などをしてで暮らす人々。広大な景色。綺麗だなぁ・・・おばあちゃん、なんと昔はツキノワグマを仕留めたらしい😲2024/04/07
たまきら
48
読み友さんの感想を読んで。美しく力強いタイガの森を紹介する写真絵本です。眺めながら「すご~い」と感激しっぱなし。友人がこの森のトウヨウミツバチを見るために旅に出たことがあり、うわさは聞いていますが、いや~これは…。強いものが美しい。そんな無慈悲なものも感じられます。友人が仲良くなったガイドさんは、数年後に会いに行ったらクマだかトラだかに襲われて亡くなっていたとか…。2023/10/04
ganesha
5
68年生まれの写真家による写真絵本。ロシア極東ウスリータイガを旅して出会ったクマ、トラ、リスや自然、「私たちにとって、川は道、森は家」と語るその地に生きるひとたち。真夏に降るという綿毛の写真が美しかった。2023/07/22
遠い日
3
ロシアのシホテアリニ山脈から流れるビキン川周辺の密林、ウスリータイガの深い森。道はない。道に代わるものが、細かく枝分かれした川だ。ウデヘ族の村人とともに川を遡り、タイガに踏み込んだ伊藤建次さんの驚きと発見の数々。村人たちは要るだけのものをタイガの自然からいただきながら、日々を繋ぐ。そして、タイガとともに生きている。人の暮らしや生き方の原点のようなものを感じました。2023/10/15
ジャスミン
2
子供より親の自分が夢中になって読んでしまった。狩ったクマを見せてくれるおばあちゃん、すごい。木の上で夜を明かした作者さんもすごい。まさに自然の中で生きる人々の生活が垣間見れます。2023/08/09
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