出版社内容情報
やまんば山の春のパーティーのために、「世界一大きなケーキ」を作ろうとはりきる、やまんばの娘まゆ。ところがお日さまの熱でふくらむケーキなのに、巨大な黒雲がじゃまをしてきます。まゆは黒雲を避けるため、大きなケーキを持ち上げて、谷から山まで駆け回りますが……。ご存知、力持ちのやまんばの娘まゆが大活躍する人気シリーズです。まゆの作る世界一大きなケーキを、山の住人たちとともに、さあ、めしあがれ!
内容説明
世界一大きいケーキを焼くため、力持ちで好奇心旺盛な女の子・まゆがかけまわる!読んであげるなら5才から。自分で読むなら小学校初級むき。
著者等紹介
富安陽子[トミヤスヨウコ]
1959年、東京生まれ。高校在学中より童話を書きはじめた
降矢なな[フリヤナナ]
1961年、東京に生まれる。スロヴァキア共和国ブラティスラヴァ美術大学にて石版画を学ぶ。スロヴァキア共和国在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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がらくたどん
64
ご紹介頂いて。2009年の「こどものとも」から、やまんばのむすめ「まゆ」の春のお話が単行本に♪森と山の動物たちを招いて春のパーティー。やまんば母さんとまゆは支度に大忙し。まゆの作る大きなケーキ。大きな木鉢のタネをお日様の力で焼くケーキ。お日様を遮るイタズラな雲を避けて、木鉢を担いだまゆが野山を走る・飛ぶ・駆け上がる!みんなが食べられるくらい大きなカステラって「ぐりぐら」が最高峰かと思っていたけど、まゆのケーキも素敵です。相棒のキツネも頑張った。美味しく食べた空っぽの木鉢でうふふなラスト。裏表紙もね♪2023/04/29
anne@灯れ松明の火
24
まゆシリーズ6冊目(合ってる?)予約。やまんば山の春のパーティーのために、「世界一大きなケーキ」を作ろうとはりきる、やまんばの娘まゆ。相変わらず、豪快なまゆ。ケーキの作り方も半端ない! てっきり、オーブンに入れるのかと思ったら、おひさまの光で焼くのだそうだ。ところが、雲が邪魔をして……。お話も豪快だが、降矢ななさんの絵が、その豪快さをもっと豪快に描き出す! スピード感も満点で、ワクワクする。「きょだいなきょだいな」のように、きつね探しも楽しめる♪2023/06/23
うとうと
20
やまんば山に春が来た!やまんばかあさんと娘のまゆは、山のみんなを招待して春のバーティを開くことに。まゆは世界一大きなケーキを作ろうとはりきります。/おひさまの熱でふくらむケーキってすてき。焼かなくていいなら便利だなぁ〜。ぐりとぐらを思い出してしまった。いつもそばにいるキツネが可愛い。2023/04/24
ヒラP@ehon.gohon
17
C事業所で読み聞かせしました。2024/03/19
こゆ
17
小3に読み聞かせ。大好きな<やまんばのむすめ まゆ>シリーズ、最新刊。やまんば山に春が来たから、山の皆をご招待。まゆは巨大なケーキを焼くために大奮闘。作者の富安陽子さんと降矢ななさんのタッグが好きすぎて…!サッパリした性格のスタイリッシュ母さんのやまんば、天真爛漫でいつも一生懸命な可愛いまゆ、その後をついてくるキツネさん。今作もやっぱり最高だった。大きなケーキも魅力的だけど、やまんば汁が気になって仕方ない…笑2023/03/12