出版社内容情報
謎につつまれた天体、ブラックホール。まわりにあるものを、なんでものみこんでしまいます。この絵本では、いまわかっているブラックホールのすがたを、やさしいことばとあたたかみのある絵で描きました。しくみやなりたち、さらに意外な役割まで紹介。じつはブラックホールはものを吸いこむだけではなく、ある重要な働きをしています。ブラックホールへ関心をもったら、さいしょにひらいてほしい本。
内容説明
ブラックホールが私たちをつくった!?いちばんやさしいブラックホール入門。
著者等紹介
嶺重慎[ミネシゲシン]
1957年北海道札幌市生まれ、兵庫県神戸市育ち。現在、京都大学大学院理学研究科教授。専門はブラックホール天文学。専門研究のかたわら一般校や盲学校で出前授業をしたり、本を執筆したり、天文手話を検討したりしている
倉部今日子[クラベキョウコ]
1959年新潟県生まれ。デザイン事務所勤務ののち銅版画を始める。鎌倉の海と江ノ電の線路横にある自宅兼アトリエ「水平線」で、「銅版画絵本マザー・グース」「海の銅版画」などのシリーズを制作し、毎年個展を開催。2017年、鎌倉市にて「水平線ギャラリー」を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
89
知識絵本。読み聞かせ8分くらい。「宇宙にある、謎につつまれた天体」プラップホールを説明する。ものを吸い込む仕組みは「すべり台」重力で引っ張る。重い恒星の燃料が尽き冷えて、中心に縮みつぶれた後の小さな点がブラックホールになる。地球がある「天の川銀河」の中心に巨大なブラックホールがある。すべての銀河の中心には超巨大なブラックホールがある。吸い込むだけでなく、吐き出すこともする▽あとがき解説あり。2022/10/11
MI
86
ブラックホールは宇宙にたくさん存在する。天の川銀河だけでも100万個以上ある。ブラックホールに近づくとあらゆるものが吸い込まれます。どんなふうに吸い込まれるのか、滑り台のように吸い込まれます。ブラックホールには重力があり、光さえも吸い込む。謎が多いブラックホールに絵本でわかりやすく学べた。2024/01/28
舞
61
【電子図書館】貸出本 たくさんのふしぎ 傑作選。白黒のやわらかい説明絵本。すごいことをすごくわかりやすく、物理,重力、宇宙との関わり……よかった。ブラックホールとは、すいこむばしょのことで、大きさ、天の川銀河だけで100万個以上、他銀河にもある…、重力とは、重さ、温度、X線、重力波。。。わかるようでわからない笑 スケールの大きさに圧倒されるね。2024/08/05
yomineko@ヴィタリにゃん
60
知りたい。けど、怖い。地球の約300万個分の重量があるブラックホール。だけど直径は50km。滑り台の要領で吸い込まれるらしいが、全く楽しくない。しかし、吸い込むだけではなく、吐き出す事も出来るらしい。今まで悪者扱いされてきたが、地球、太陽などを作った陰の立役者かも知れないという。発見者は、イギリス人のミッチェル、フランス人のラプラス。これからその正体を解き明かすのは君だ!まだまだ謎が多い。2024/03/20
杏子
18
面白かった!ブラックホールというと、何もかも吸い込んでしまう怖いモノで、吐き出された方はホワイトホール!なんて小さい頃の印象ですが。新事実がたくさん載っていました!あるのかないのかではなく、もはやある確定で!子どもたちにこの本をぜひ読んでもらいたいです。購入決定!!2022/06/23
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- 和書
- 二周目の人生設計