出版社内容情報
永遠のいのちが得られる水を探し旅立った、三人の王子。勇敢な末の王子はドラゴンの親子や銀の魚、金の鳥を助け、水がある城にたどりつきます。そこで美しい水の精に水を授けられますが、兄たちに水を奪われます。失意の王子を助けにきたのは、金の鳥でした―。八百板洋子さんが現地で直接語り部から聞いた、ブルガリアで特に人気がある昔話です。現地を代表する絵本作家が描き下ろしたファンタジックな絵と共にお楽しみください。
内容説明
永遠の命をもたらす水を求めて旅立った三人の王子。ドラゴンや金の鳥にみちびかれ、水を手にするのはだれか―ブルガリアで愛される、ファンタジックな昔話。ヨーロッパの東に位置し、東西の文化が入り交じるブルガリア。現地の語り部から著者が採話した「いのちの水」をめぐる昔話を、ブルガリアを代表する絵本作家が描きおろした絵と共にお楽しみください。読んであげるなら5才から、じぶんで読むなら小学校低学年から。
著者等紹介
八百板洋子[ヤオイタヨウコ]
1946年、福島県生まれ。ソフィア大学大学院に留学。『ふたつの情念―ヤーヴォロフ詩集』(新読書社)、『吸血鬼の花よめ―ブルガリアの昔話』(福音館書店)でそれぞれ日本翻訳文化賞を受賞。『ソフィアの白いばら』(福音館書店)で産経児童出版文化賞、日本エッセイストクラブ賞を受賞。『猫魔ヶ岳の妖怪』(福音館書店)で産経児童出版文化賞美術賞、『金の鳥』(BL出版)で日本絵本賞を受賞。2011年、ブルガリア共和国文化省より文化功労賞をうける
バルカノフ,ベネリン[バルカノフ,ベネリン] [Valkanov,Venelin]
1942年、ブルガリア生まれ。ソフィアの国立芸術アカデミーを卒業後、絵本作家・イラストレーターとして、ブルガリアで20冊以上の書籍の刊行にたずさわる。それらの作品は、日本、韓国、ドイツ、ポーランド、チェコ、エストニア、ロシア、キューバなどで翻訳されている。ブルガリア国内外の子どもたちのための絵画展やビエンナーレにも参加。2000年に国際アンデルセン賞のオナーリストに選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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