出版社内容情報
女王アリが公園の地面に巣をつくりました。巣の中で家族をつくり、協力してその数を増やし、巣を広げてゆきます。ところがある日、巣が石に囲まれて広げられなくなってしまいました。どうしましょう!? すると、働きアリが家族をくわえて持ち上げ、どこかへ運びはじめました。引っ越しがはじまったのです! ふだん見ることのできないアリ巣の中や引っ越しの様子から、支え合う小さな命の大きな愛まで感じられることでしょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
23
クロオオアリのじょおうアリ1匹が、100匹を超す家族を築くまでをおっています。はたらきアリが増えるまで、じょおうアリが頑張って育てているんですね。家族ができても20年近くたまごを生み続ける、さすがじょおうです。2022/08/31
退院した雨巫女。
11
《本屋》学研の蟻の巣キッド思い出しました。蟻って働き者だね。2022/04/16
しらたえび
10
これ読みたいな〜っと表紙をみて食いつき気味に読んでました。アリの家がどんどん大きくなっていく様子が解説とともに記載されてます。子供ってアリが好きですよね。2022/07/16
Mika
9
たまごをうむときに、引っ張り出さなくてはならないとは知らなかった。働きアリが引っ張り出すのだが、はじめひとりでたまごをうむときは自分で引っ張り出すようだ。驚き。女王アリが、ひとりで素を作りそれがどのように拡大していくのか分かりやすく描かれていて良いかがく絵本。2023/06/30
Takao
9
2017年4月1日、かがくのとも発行、2022年4月10日、かがくのとも絵本発行(初版)。福音館書店のfacebookページを見て、ついポチッとしてしまった。「読んであげるなら4歳児から」という絵本だが、子どもたちは本当にアリなどの虫が好きだ。園庭で夢中になって虫探しをしている。60過ぎのおじさんだが、女王アリが20年近くも生きるって、本書で初めて知った。子どもたちから「なぜ?」「どうして?」と聞かれることが多い虫たちの生態を、こうして絵本を通じて伝えることができるって、素晴らしい!2022/05/05