出版社内容情報
ペンギンの子がママに「どうして パパと けっこんしたの?」と聞くと、ママペンギンは「パパが くれた こいしが ステキだったからよ」と答えます。ヒゲペンギンやアデリーペンギンのオスは求愛行動として、メスに小石をあげるのです。ライオン、ゴリラ、タヌキ……動物によって、メスがオスを選ぶ理由はさまざま。美しくあたたかみのある絵が印象的な、図鑑とは一味違う、ぬくもりが伝わってくる動物の絵本です。
内容説明
ライオンはたてがみ、カピバラはにおい、ダチョウはダンスが決め手。答えは、みんなそれぞれ違いました。
著者等紹介
桃戸栗子[モモトクリコ]
1976年、大阪府生まれ。絵本アカデミー警固塾で絵本制作を学ぶ。第19回ピンポイントギャラリー絵本コンペ入選。おおしま国際手づくり絵本コンクール2018入選。第5回星と森と絵本の家回廊ギャラリー展示絵本優秀作入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@猫と共に生きる
80
読み友様からのご紹介です。パパと結婚した理由はそれぞれ。でもちゃんと最後に科学的根拠があって納得です!ライオンとゴリラがイケメンに描かれていて思わず笑った。でもたぬきでホロっと涙しました。そう、なるほど、なるほど。2022/04/13
とよぽん
60
子どもの他愛ない質問に、ママが答える。ペンギン、ライオン、ダチョウ、カピバラ、ゴリラ、ゾウ、フンコロガシ、ナマケモノ、タヌキ。桃戸栗子さん初読み。動物たちの仕草や表情、毛並みなど巧みに描いた繊細な絵が魅力的。フンコロガシの存在感がいい。2022/02/25
たまきら
40
結構アルアルなのがかわいい。娘がすぐに手に取り、ライオンママの「それきく?」に笑ってました。ほぼすべてのママのお返事にきちんとした科学的根拠があるところが興味深い!…人間の「頼りがいがある」とか、「一緒にいて楽しい」なんかもきちんと説明できるんだろうな。2022/03/25
k sato
34
実際の求愛行動を題材にしているので、動物行動学の勉強にもなります。この絵本では動物の母親がどんな風に父親を好きになったのかが描かれています。「どうしてパパと結婚したの?」という子の問い掛けに母親はどう答えるのでしょうか。ゾウ、ダチョウ、カピバラなど9種の動物が登場。お気に入りのエピソードはナマケモノとタヌキです。寝てばかりのナマケモノがどうやってどういう求愛するのか興味ありました。ナマケモノらしい会話に心がポカポカです。タヌキ夫婦は生涯添い遂げる派でした。この絵本のラストに相応しい選定だと思います2023/11/30
わむう
27
ペンギンの子どもがお母さんに「どうしてパパと結婚したの?」と尋ねて、ママが理由を答えます。そこからキリン、ライオン、ゴリラ、クジャクの親子が登場し、子どもが自分のママに理由を尋ねる形式でいろんな動物の求愛行動を知ることができる絵本。2022/04/10