内容説明
いつかきっと出会う、大切なともだち。もの静かな「みち」と、活発な「なつ」。性格も、住んでいる場所も違う少女たちを結びつけたのは、ほんの小さな共通点でした。
著者等紹介
杉田比呂美[スギタヒロミ]
東京都生まれ。イラストレーター。本の装画や挿絵を数多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
seacalf
70
ガールミーツガール。今時分に読むのがぴったりな夏休みのお話。みちは、都会でお母さんと二人暮らし。なつは、地方の海辺の街で大家族で暮らしている。境遇のまったく違う二人の少女。その二人の一瞬で心を通わせる瞬間を表現するのが上手い。この二人が今後どのように交流を深めていくのか、勝手に想像するのも楽しい。2021/08/08
はる
68
好みです。都会に住む女の子と海辺の小さな町に住む女の子。ふたりの出会いの物語。ページが進んでもふたりがなかなか出会わないのでドキドキしました。ラストはあまり描き過ぎず、いろいろ想像出来るのがいいですね。夏の青空が気持ちいい。これから始まる感じが素敵にワクワクします。2021/10/09
chiaki
52
大きな町のマンションにお母さんと2人くらしのみちと、海辺の町に住む6人家族のなつ。ハートの石を集めるのが好きなみちと海辺で拾ったガラスのかけらを集めるのが好きななつ。お互いを知らない、そんな二人の夏休みを描いた絵本。学校しか知らないと、この世界はとても狭く感じがち。でも、出逢いが自分の世界を変えてくれるなんてこともあるかもしれない!杉田さんの絵がとても夏らしくて爽やか。2021/06/13
momogaga
52
【おとなこそ絵本】見えない糸に結ばれているってこういうことかな?思わせるストーリーでした。運命に委ねることもありですね。2021/06/11
ぶんこ
50
都会のマンションに母と暮らすみち。海辺の小さな町で大家族と暮らすなつ。接点の無い2人の女の子が海辺で出会います。杉田さんの絵が素朴で、色づかいも気持ちいい。みちは猫、なつは犬を飼っているのもいいな。なんだか同じ海辺に座って2人の女の子を見ていたい。2021/10/24