出版社内容情報
1950年~60年代、南米のベネズエラで本当にあったお話です。あるとき、みなしごになった赤ちゃんカイマンを、宝石商のファオロが見つけ、家に連れて帰ります。ファオロは、この子に「クロ」と名付け、大切に育てます。ふたりはいつでもどこでも一緒。ところがある日、ファオロが突然倒れ、帰らぬ人となります。クロはショックのあまり、何ヶ月も部屋にこもり、絶食します。それほど二人の愛情は深かったのです。
著者等紹介
マンリケ,マリア・エウヘニア[マンリケ,マリアエウヘニア] [Manrique,Mar´ia Eugenia]
ベネズエラのカラカスに生まれ、現在はスペインのバルセロナに住む。メキシコ国立絵画彫刻版画学校ラ・エスメラルダで木版画と金属彫刻を専門に学び、美術学科を卒業する。中国の南京大学で東洋画を、日本習字教育財団で墨絵と書道を学ぶ。ベネズエラ、スペイン、メキシコ、コロンビア、アメリカ、プエルトリコ、中国、イタリア、アルゼンチン、日本の美術館やギャラリーで展覧会を開くなど国際的に活躍し、2014年に中国の鞍山市博物館で開催された「国際中国書画展」で東洋画の大賞を受賞する
パリス,ラモン[パリス,ラモン] [Par´is,Ram´on]
ベネズエラのカラカスに生まれる。現在はスペインのバルセロナ在住。児童書を数点刊行しており、そのイラストがボローニャ・ブックフェアの絵本原画コンクールで入選する。そのほかにも、バンコ・デ・リブロ優良図書(ベネズエラ)、IBBYオナーリスト、クアトロガトス財団賞(マイアミにある児童文学財団)、ホワイト・レイブンズなどの国際的な賞を受賞。作品は中国語、ポルトガル語、カタルーニャ語、韓国語、ドイツ語に翻訳されている
とどろきしずか[トドロキシズカ]
轟志津香。スペイン語翻訳者。慶應義塾大学卒業後、スペインのグラナダ大学で美術史を学ぶ。児童書を中心にさまざまなジャンルの翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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