感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
84
科学読み物。音読したら20分。著者はウェッデルアザラシの研究者。アザラシにデータロガーをつけ、その泳ぎ方やどこまで深く潜っているかの調査をしている。結果、地上では想像できないアザラシの生態がわかった。ペンギンやクジラも同様の調査を行い、比較する。海の中の生きものの生態はいまだ謎が多い。日々調査方法は進化しているので、これからの新発見に期待がもてる。▽中学国語でバイオロギングの題材があるので紹介したい。2021/02/19
kan
24
バイオロギングでわかってきたさまざまなことが平易な文章で紹介されている。授乳期のアザラシの体重が400キロから200キロに落ちてからのヒレの動かし方の違いの図解がわかりやすく、浮力と重力の関係もイメージしやすい。クジラにペタっと吸盤を装着して調査を行うアイデアも面白い。このシーンはすでに動画で観てはいたが、味のある絵が楽しい。こちらの文章は小学校五年生の国語の教科書に載っているらしいが、今どきの小5は、理科で浮力を既習済みなのかと少し驚いた。2025/02/02
魚京童!
19
動物ってすごいよね。人間はもっとすごいよね。どこまで行くのかな。きっといまも宇宙人からデータロガーをつけられて観察されてるよね。人間って我々と同じようにデータロガーをつけるくらいの知力はあるんだなって言われて絵本になってるんだと思う。2021/01/10
ほんわか・かめ
17
東京書籍小5国語採用文。バイオロギングによってわかった海の中のくらし。クジラやペンギンは獲物を捕るために潜るが、無呼吸で海面に戻ってくるまでの力を残しておかなくてはならない。そのために泳ぐスピードに違いがあることを発見。バイオロギングは日本で開発され名付けられた手法。〈2020〉2023/04/26
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
『おすすめ!日本の子どもの本 2022』JBBY選 で紹介されているノンフィクション。 バイオロギングという方法(生きものに小型の記録計をつける)により海の中での生きものたちの様子が分かるようになってきた。自分の目では見ることができない深い世界を見ることができる絵本。2023/05/02
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- 和書
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