感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
113
イワシは身近な魚ですが、意外と知らないことが多い生態だと思いました。イワシの群れは時には数十億匹にもなるそうです。そのイワシの群れを狙って、アジサシが、ブリが、クジラが襲います。人間の網も狙っています。群れの大多数が食べられてしまいます。しかし、その圧倒的な数のおかげで一部は生き延びます。そして、たくさんの卵を産むことで、また大きな群れとなります。"群れで生きる"ことを生存戦略にしているのですね。私、イワシも稚魚のシラスも大好きです。これからは、もっとイワシに感謝しながらいただくなくてはいけませんね。2020/11/11
☆よいこ
72
絵本。読み聞かせ5分半。イワシは大きな群れで泳ぐ。海面近くを泳ぐとコアジサシに食べられ、深く潜ればブリに食べられ、イワシクジラに一網打尽にされる。人の網にも捕らえられる。小さくなった群れは合流し、また大きな群れとなる。絵がリアルでいい。2020/11/19
たまきら
36
食べられても食べられても続く命の連鎖。感動しながら読みました。絵も素敵です!…ほんと、骨まで残さず食べないとな、と思わせる本です。2020/03/20
くぅ
27
これは良作。イワシに特化してるけれど、誕生から果てまできちんと追ってるし、何が敵になってるかとかそれに負けずに生存しているものでまた廻っていることも説明されててよかった。(4歳0ヶ月)2021/05/30
ヒラP@ehon.gohon
23
生き残り競争のような、運命の中を回游しているような、イワシの生態に驚きました。 群れで回游し、群れで誕生し、小さくなった群れが合体して新しい群れができるという繰り返しの中で、イワシは生きているのですね。 そんなイワシや、シラスを食べている私たちです。 命をいただくありがたさを感じました。2019/07/12