出版社内容情報
ひとりっこのウィリーに、おばあちゃんが「ミューミュー」となく動物を送ってくれました。「ウィリーのどうぶつ」ほか全3話。ひとりっこのウィリーは、なにか動物が飼いたくてたまりません。ある日、おばあちゃんが「ミューミュー」となく動物を送ってくれるといいます。さあ、いったい何の動物でしょう。ほかに、服についたたくさんのポケットに入れるものを探す「ウィリーのポケット」、田舎のおばあちゃんちまでひとりで行く「ウィリーのおでかけ」の3話が入った童話集。自分で考え行動するウィリーと、そばであたたかく見守る大人たちが魅力的な作品。
マーガレット・ワイズ・ブラウン[マーガレット・ワイズ・ブラウン]
著・文・その他
上條由美子[カミジョウユミコ]
翻訳
広野多珂子[ヒロノタカコ]
イラスト
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みよちゃん
13
この作者の絵本はだいたい読んでいるが、幼年文学は初めてです。絵が少し甘いけど、文にあっていて、可愛い。こんな幼いのに一人でおばあちゃんに会いに行くなんて、今なら、ありえません。でもちゃんとお母さんが見ているのでしょうね。そんな感じがしてしまいます。2019/05/25
杏子
13
かわいい。ポケットには何が入ってるのかな?クッキーだったら、あの歌になるね。考えると楽しいかも。おばあちゃんの家までまっすぐって!絵本でぼくはあるいた、まっすぐまっすぐとかいうのあったのを思い出した。2019/03/19
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
3年生 ブックトーク授業 (夏休みにお勧めの本) 絵本好きが多い学年なので、今回は幼年童話を中心に!読みたい本に〇印をつけてね、と渡したリストに全部〇印をつけてくれた子が殆どでした。 『 ウィリーのどうぶつ / ウィリーのポケット / ウィリーのおでかけ 』 おばあちゃんの家までの冒険に、「近いのに?冒険?」という疑問があり、自分たちより小さい子(保育所の子)には大冒険だよ、と答えると「そっかぁ、すごいね!」と納得してくれました。2021/07/13
鳩羽
8
小さな男の子ウィリーは、自分だけの動物がほしいとおばあちゃんにねだります。おばあちゃんは約束通り動物を送ってくれたみたいですが、さてどんな動物が届くのでしょう。ウィリーのあれこれ想像する動物と実際にやってくる動物、そのギャップにホッとするやら可愛いやら。3つの短編はどれも、ウィリーの知りたい気持ち、背伸びしたい気持ち、期待と不安があふれている。2019/04/09
遠い日
7
ワイズ・ブラウンらしいほのぼのとしたお話。広野多珂子さんの絵を求めて。3話収録。タイトルのお話は、おばあちゃんのお誘いもざっくばらんでストレートなら、それに応えて思い切って出かけるウィリーもすごい。まさに冒険。自力でおばあちゃんの家にたどり着くまでの、アクシデントにどきどきだ。2019/04/27