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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナクマ
26
捉えどころのない森や木々を魅力的に描くのは難しそうなのにさすがプロ。ノーナレーション・モノトーンで引き込む絵本。◉まずは全体構成に着目して鑑賞。画面分割線と面の軽重、濃淡の配置、主直線・曲線の動きの楽しさ度。それから、細部の描き込み粒度(大小細太)設計を気にしつつ、部品(葉っぱの一枚いちまい、小枝、樹皮)のリズムや質感を楽しみました。多めの余白で空間/抜け感を感じさせる構図。黒々とした樹肌・樹陰の力強さ。◉で、本書は生き物隠し絵でもあり、“見えなくてもそこに居る” を無言でメッセージしています。77年刊。2023/01/08
しらたえび
3
亡くなってしまった安野光雅さんの本で大型の隠し絵でした。ちょっとイメージと違って、文字がほとんどなくひたすら探すという内容でしたが、角度を変えないとわからないものがあったりなかなか難しい。子供は飽きるかとおもったら、そこそこ盛り上がってました。5歳9か月2021/08/09
yumani
0
いつもは行かない初めての図書館の児童図書コーナー「ありがとう安野光雅さん」に掲示された大きな一冊。いつもの安野氏の画風とはちょっとばかり異なる。???→ページをめくるうちに!!!(*^^)v 「はじめてであうすうがくの絵本」を見に来たのだけれど…ほんと!一筋縄ではゆかぬお人柄を偲ばされました。素敵ですね〜ホッコリ2021/01/31