感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…
92
83/100点 クリスマスの時期に読みたいと思い、手に取った作品。クリスマスが近づくとお父さんは帰ってこなくなり、いつも寂しい思いをしていた息子のセロ。それには理由があったのです。ホントお父さんの仕事にはビックリ。少し切なさもありましたが温もり溢れるストーリーと、くりはらさんのイラストも素敵なクリスマス物語でした。2018/12/24
seacalf
65
斉藤倫さんは無条件で好き。クリスマスが近づくまで未読で取っておいた一冊。「ええっ!」と驚く設定なのだが、そこは倫さん、まろやかに話を紡いでくれて楽しい。詩人ならではの言い回しや表現がやっぱり大好き。短い話だけど、心はほくほくと満足。2018/12/12
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
53
クリスマスになると両親が不在で毎回寂しい思いをしているセロ。お父さんがクリスマスに留守なのは理由があって、それを分かったセロが一つ成長した姿が素敵だった。こんな思いをしている子供は多いだろうなぁ。私自身、クリスマスっていう家庭でなかったのでプレゼントを貰った事もないし、違う意味で寂しかったかも。2018/11/27
anne@灯れ松明の火
47
斉藤さん、ゆっくり追っかけ中。この本はだいぶ前から読みたい本に入っていて、クリスマスが近づく時期を待っていた。また、MOEの対談で知って、同じくゆっくり追っかけ中の くりはらたかしさんが挿絵を担当しているとわかり、ますます楽しみだった。セロはクリスマスが大嫌い。その理由の意外さに、まさか! え? ホントなの?と、どんどん引き込まれた。ずっと凝り固まっていたセロの心が、お父さん、ジュナとのふれあいでほどかれていく……。やはり斉藤さん、いい! くりはらさんも良かった!2019/12/11
みい坊
47
セロのお父さんはサンタクロース。だからクリスマスの夜はいつもお父さんがいない。自分だけいつも寂しいクリスマス。クリスマスはいらないと感じていたセロがジュナに出会って変わっていく後半、とても良かった。「家族でも無いのに、どこかで、だれか、見守ってくれる人がいる」。いくつになっても、きっと・・少しだけ感傷的になって、とても暖かい気持ちになりました。サンタクロースのソリに寄り添って夜空を駆ける小さなソリ、今年のクリスマスにはその姿を思ってみようなんて思っています。2017/12/03