感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
110
熊谷守一さんの絵に言葉を添えて。なんという贅沢な絵本!毎日ページをかえて飾っておきたくなるような一冊でした。2022/06/28
アキ
76
熊谷守一「モリカズ様式」の板絵の作品に、詩人ぱくきょんみがことばを添えて、幼い子にもわかる絵本に仕上げている。おひさま、くもとみどりとかぜ、くまんばち、ことり、ねこ、ありんこ、かまきりくん、かめのこ、かえる、そして最後におつきさま。板絵に塗られたタッチが見える程大きく拡大していて、絵もみやすい。この中で熊谷守一つけち記念館で見た絵は「立秋の朝」と「雨来る」の2点。福音館書店の「0.1.2.えほん」シリーズの1冊。0歳からこんな絵本を読めるとしたら、なんて贅沢な初めてのの読書体験。シリーズ他の絵本も面白そう2020/09/02
Kawai Hideki
49
熊谷守一氏の絵の拡大部分に、ちょっとした文をつけた絵本。絵の具の盛り上がりや、筆遣いが追えるほど間近に迫って鑑賞できるのが良い。べっとりとした絵の具で埋められた世界と、シンプルな線で活き活きと描かれた小さき者たち。アリとカエルとコウモリのページが特に気に入った。2018/05/13
たーちゃん
28
息子が選んだ絵本。毎回絵の中にサインがあるのはなんで?と思ったら、一つ一つが作品だったのですね。2020/08/14
シュシュ
23
再読。この本の挿絵を描いた画家の熊谷守一さんの映画ができたということで思い出して読んでみた。好きなタイプの絵。夏を感じる、今の季節に合った本。一つ一つバラバラの絵を組み合わせて文をつけたものだが、よくできていると思う。おはようで始まり、おやすみで終わる。こういう絵を絵本にするなんて贅沢だなと思う。映画の「モリのいる場所」も見たい。2018/05/18