出版社内容情報
民家の軒先に吊された手おけを巣にして、雨風をしのぎ、天敵から身を守りながら、3羽のヒナを巣立ちに導くふくろう夫婦の物語。北国の里山でのお話しです。毎年、民家の脇にある古い桜の木のうろで、子育てをするふくろう夫婦がいました。ところが、ある年の冬、大雪が降ってその桜の木が倒れてしまいます。困った夫婦は、民家の軒先に吊された手おけを見つけ、そこを巣にします。時には雪やみぞれが吹き込み、天敵のハクビシンにも狙われるという悪条件の中、それらを乗り越えて、3羽のヒナを巣立ちに導くまでを描きます。
ひらののぶあき[ヒラノノブアキ]
ひらののぶあき 1959年、東京に生まれる。1982年、動物雑誌「アニマ」で写真家としてデビュー。テレビの取材にも携わり、アフリカ、アジアなどをめぐる。1991年より2年間、ロシア極東のサハリンで家族とともに暮らし、ロシア最北部の北極圏を取材。1997年、映像制作企画会社「つばめプロ」を設立。主にNHKの自然番組の制作を手掛ける。著書に『小鳥のくる水場』『チョウゲンボウ・優しき猛禽』(以上、平凡社)、『野鳥記』『ブナの森は宝の山』(以上、福音館書店)、『身近な鳥の図鑑』(ポプラ社)などがある。
あべ弘士[アベヒロシ]
あべ弘士 1948年、北海道旭川市に生まれる。旭山動物園で飼育係として25年間勤務した後、絵本を中心とした創作活動をしている。主な作品に『雪の上のなぞのあしあと』『どうぶつえんガイド』『からだのなかでドゥン ドゥン ドゥン』『絵とき ゾウの時間とネズミの時間』『くじらのあかちゃん おおきくなあれ』(以上、福音館書店)、『あらしのよるに』『エゾオオカミ物語』(以上、講談社)、『あべ弘士 どうぶつ友情辞典』(クレヨンハウス)などがある。
感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
mntmt
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
あおい
ケ・セラ・セラ