• ポイントキャンペーン

日本傑作絵本シリーズ
手おけのふくろう

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B4変判/ページ数 48p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784834083408
  • NDC分類 E
  • Cコード C8795

出版社内容情報

民家の軒先に吊された手おけを巣にして、雨風をしのぎ、天敵から身を守りながら、3羽のヒナを巣立ちに導くふくろう夫婦の物語。北国の里山でのお話しです。毎年、民家の脇にある古い桜の木のうろで、子育てをするふくろう夫婦がいました。ところが、ある年の冬、大雪が降ってその桜の木が倒れてしまいます。困った夫婦は、民家の軒先に吊された手おけを見つけ、そこを巣にします。時には雪やみぞれが吹き込み、天敵のハクビシンにも狙われるという悪条件の中、それらを乗り越えて、3羽のヒナを巣立ちに導くまでを描きます。

ひらののぶあき[ヒラノノブアキ]
ひらののぶあき 1959年、東京に生まれる。1982年、動物雑誌「アニマ」で写真家としてデビュー。テレビの取材にも携わり、アフリカ、アジアなどをめぐる。1991年より2年間、ロシア極東のサハリンで家族とともに暮らし、ロシア最北部の北極圏を取材。1997年、映像制作企画会社「つばめプロ」を設立。主にNHKの自然番組の制作を手掛ける。著書に『小鳥のくる水場』『チョウゲンボウ・優しき猛禽』(以上、平凡社)、『野鳥記』『ブナの森は宝の山』(以上、福音館書店)、『身近な鳥の図鑑』(ポプラ社)などがある。

あべ弘士[アベヒロシ]
あべ弘士 1948年、北海道旭川市に生まれる。旭山動物園で飼育係として25年間勤務した後、絵本を中心とした創作活動をしている。主な作品に『雪の上のなぞのあしあと』『どうぶつえんガイド』『からだのなかでドゥン ドゥン ドゥン』『絵とき ゾウの時間とネズミの時間』『くじらのあかちゃん おおきくなあれ』(以上、福音館書店)、『あらしのよるに』『エゾオオカミ物語』(以上、講談社)、『あべ弘士 どうぶつ友情辞典』(クレヨンハウス)などがある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ベーグルグル (感想、本登録のみ)

47
【春を感じよう 読書会】フクロウ夫婦の子育ての方法を学びつつ、自然界での子育ての大変さを垣間つつ、そのフクロウ夫婦のためにしてあげたおじいさんの優しさが美しかった。絵はあべ弘士さん。2019/05/26

mntmt

17
実話なのかな。あべ弘士さんの絵も楽しめました。2017/07/20

おはなし会 芽ぶっく 

14
実話を基に描かれた絵本だそうです。フクロウの生態についても書いてあるので科学絵本とも言えます。それでいて押しつけがましい説明的な文章ではなく、あぁそうなのか!とすんなり入ってくる温かいおはなしです。 【SDGs8 働きがいも経済成長も(育児・子育て一般)】2019/05/25

あおい

14
桜の木にあいたウロで子育てをするフクロウ夫婦。その桜が倒れてしまい新しい巣に選んだのは民家の軒下につるされた手おけでした。慣れない環境で懸命に子育てをするフクロウ夫婦。おじいさん優しいなぁ。2017/09/30

ケ・セラ・セラ

12
春のはじめ、ふくろう夫婦が里山の民家ののき下に吊るされた手おけを巣に子育てをするお話。いくつかのハラハラする場面を乗り越え成長するヒナたち。北国での実話がもとになっているとのことですが、平野さん、あべさん共に動物に精通されているだけあって科学絵本のようでもあり、どこか懐かしさを感じるお話のようでもあり。和色(日本の伝統色)がとても美しい。2018/11/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11911921
  • ご注意事項