出版社内容情報
父の仇を討つため心身を鍛え上げた少年が、金剛山に住む強大なトラに向かって、今、弓を引く――。骨太な韓国の昔話絵本。母ひとり子ひとりの家庭で育った少年・ユボギは、ある日、自分の父親が、かつて金剛山のトラ退治に行ったまま帰らぬ人となったと知らされます。おさな心に仇討ちを誓ったユボギは、長い年月をかけて心身をきたえ、弓の腕をみがき、いよいよ金剛山へと旅立ちました。幾多の困難を乗り越え、ついにトラに相まみえたユボギは今、トラに向かって渾身の力で矢を放ちます。韓国で愛される昔話の傑作を、力強い絵本にしました。
クォン ジョンセン[クォンジョンセン]
クォン ジョンセン 1937年東京生まれ。終戦を機に、10歳で韓国に帰国。『朝鮮日報』の新春文芸賞受賞し、作家デビュー、韓国の国民的詩人・児童文学作家となる。その戦争体験や長い闘病生活を通して、子どもたちへの愛情や平和への思いを作品に表し続けた。日本語に訳された絵本に『こいぬのうんち』(平凡社)、『とうきび』(童心社)、小説に『悲しい下駄』(岩崎書店)などがある。2007年逝去。
チョン スンガク[チョンスンガク]
チョン スンガク 1961年韓国の忠清北道生まれ。韓国中央大学校西洋画科卒。韓国を代表するイラストレーターの1人として、韓国の伝統文化を投影させた作品を発表する傍ら、子どもたちと壁画作りなどの活動も行っている。日本語に訳された絵本に、『こいぬのうんち』(平凡社)、『くらやみのくにからきたサプサリ』(アートン新社)、挿絵に『だまされたトッケビ』(福音館書店)などがある。韓国忠州市在住。
かみやにじ[カミヤニジ]
かみやにじ 1958年東京生まれ。国際基督教大学卒。韓国に留学後、韓国の歴史文化を紹介する仕事にたずさわっている。主な著書に『韓国歴史漫歩』(明石書店)、『韓国の小さな村で-近い昔の記憶』(凱風社)、訳書に『だまされたトッケビ』『あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま』(以上福音館書店)などがある。東京在住。
内容説明
金剛山にトラ退治に行ったまま戻らなかった父の敵討ちを誓った少年。長い年月をかけ心身を鍛え金剛山でついにトラと相まみえることに。
著者等紹介
クォンジョンセン[クォンジョンセン]
1937年東京生まれ。祖国の解放後、10歳で帰国。『朝鮮日報』の新春文芸賞を受賞し、作家デビュー、韓国の国民的詩人・児童文学作家となる。戦争体験や長い闘病生活を通して、子どもたちへの愛情や平和への思いを作品にあらわし続けた。2007年逝去
チョンスンガク[チョンスンガク]
1961年韓国の忠清北道生まれ。韓国中央大学校西洋画科卒。韓国を代表する絵本作家の一人として、韓国の伝統文化を投影させた作品を発表する傍ら、子どもたちと壁画作りなどの活動も行っている。韓国忠州市在住
かみやにじ[カミヤニジ]
神谷丹路。1958年東京生まれ。国際基督教大学卒。韓国に留学後、韓国の歴史文化を紹介する仕事にたずさわっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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