出版社内容情報
あからんまで、それぞれの文字をテーマに絵と文をかいた絵本。それぞれの文字からはじまる描かれたことばをさがしてみてください。あからんとは、「あ」から「ん」までを意味します。ひらがなの「あ」から「ん」まで、それぞれの文字をテーマに、文と絵をかいた、ことばさがし絵本です。一文字につき一場面でかかれているので、それぞれの文字からはじまる描かれたことばを、子どももおとなもいっしょに、絵のなかからさがしてみてください。描かれていることばは、子どもにもなじみのあるものもあれば、この本で新しく知ってほしいことばもあります。
西村繁男[ニシムラシゲオ]
西村繁男 1947年、高知県生まれ。絵本に『やこうれっしゃ』『おふろやさん』『絵で見る日本の歴史』『絵で読む広島の原爆』(以上福音館書店)、『にちよういち』『はらっぱ』『おばけでんしゃ』『むしむしでんしゃ』(以上童心社)、『じごくのラーメンや』(教育画劇)、『だがしかし』(文渓堂)、『ようちえんがばけますよ』(くもん出版)等多数。神奈川県在住。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
31
前に内田麟太郎さんと西村繁男さんの作品、「あいうえおのえほん」で、西村さんの言葉遊び感覚を楽しんでいたのですが、この絵本ではご自身で言葉遊びの世界を深められました。 言葉遊びで楽しみながら、出てくる絵の中に言葉探しが詰まっています。 答え合わせをしてみたら、漏れがいくつもあるのも楽しいところです。 言葉学習にお薦めの絵本です。2021/02/17
yumiha
28
「あからん」という言葉だと思っていたら、「あ~ん」つまり五十音だったのねん。それぞれの文字のつく言葉の挿し絵と短い文で構成されています。たとえば、「く」なら「くものすにくじらがかかったんだって」という文と絵なので、かなりシュールな仕上がり。その周りにも、「く」のつくものの絵がありまする。近ごろ物忘れの多い私(トシのせい?)、言葉を思い出すための機能訓練をしている気分であえぎつつ楽しんだ。ただ、今どきのお子ちゃまは知らないだらふという言葉もあって、マジにならず、ほどほどで止めておくのがいいかも。2017/09/21
nico
16
こ~~~れ~~~は~~~!!!!楽しい!!!!! 本屋で見つけて即レジへ笑 西村繁男さん大好きな私。遊び心いっぱいの絵が、こんなに沢山見れるなんてたまらん!!!小4はなこもクスクス笑いながら読む。これは誰かと一緒に、見つけ遊びしながら読むのが一番面白い。2018/02/05
みよちゃん
16
アイウエオと絵の中から探していく。後ろに解答あり。気づけないものもありました。楽しい字遊び。2017/04/08
遠い日
13
『あからん』は「あ〜(から)ん」の意。五十音を辿りながら、ひとつひとつの音に当たることばが描かれている。絵の中から、それらの音が頭にくる単語を探しながら進む。子どもたちの語彙力の差によって、興味の示し方が変わってくるでしょう。2017/03/26