出版社内容情報
少年は研究者になり新種のヤマネコ発見の地、西表島を訪れる。観察の結果わかったことと、日本の野生動物多様性との関連は?動物好きの少年は研究者となり、新種のヤマネコ発見の地、西表島を訪れる。観察不可能といわれていたヤマネコだが、工夫を重ねて観察を続け、このヤマネコはアジア大陸にいるベンガルヤマネコに近い特徴を持つネコであると結論を出した。でも、なぜ、西表島のヤマネコが大陸のヤマネコに近いのか? …… だいすきな動物と関わり続ける著者の半生をたどりつつ、地球の歴史に由来する日本の野生動物多様性のなぞを解き明かす。
安間繁樹[ヤスマシゲキ]
安間繁樹 東京大学大学院博士課程修了(農学博士)。専攻は哺乳動物生態学。世界自然保護連合 種の保存委員会(IUCN・SSC)ネコ科専門家グループ委員。1985年より、おもに国際協力機構(JICA)の海外派遣専門家として、ボルネオ島に16年間居住、動物調査および若手研究者の育成に携わる。西表島およびボルネオ島の自然と人の営みを、あるがままに記録し続けることをライフワークとしている。著書に『イリオモテヤマネコ 狩りの行動学』(あっぷる出版)、『ボルネオ島アニマルウォッチングガイド』(文一総合出版)など多数。
岡本泰子[オカモトヤスコ]
岡本泰子 東京藝術大学大学院工芸専攻修了。1990?1995年国立科学博物館古生物第3研究室技術補佐員。現在、文化学園大学生活造形学部准教授。新制作協会会員、日本テキスタイルカウンシル会員。専門領域は織物およびイラストレーション。図鑑NEO『恐竜』『大むかしの生き物』他(小学館)や、国立科学博物館新館・日本館展示パネルや古生物関連の特別展示復元画を手がける。著書に『新版 絶滅哺乳類図鑑』(丸善出版)、『動物デッサン』(誠文堂新光社)など。
感想・レビュー
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馨
遠い日
遠い日
ツキノ
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