出版社内容情報
ちっちゃな村のちっちゃな家にすんでいるちっちゃなおばさんのちょっぴり怖いお話が、ちっちゃな美しいえほんになりました。小さな村の小さな家にすんでいる小さなおばさんが散歩に出かけ、お墓の上にあった小さな骨を持ち帰り、晩ご飯のスープにしようという、ちょっぴり怖い出だしでお話は始まります。でも、ほんとうに怖いことがおこるのは、おばさんが家に帰ってからのこと。戸棚に骨をしまって昼寝をしていると、戸棚から「わたしの骨を返しとくれ」と小さな声がします。怖くなったおばさんがふとんをかぶっていると、だんだん声が大きくなってきて……。
瀬田貞二[セタテイジ]
瀬田貞二(1916?1979) 東京生まれ。評論に『絵本論』『児童文学論(上)・(下)』『落ち穂ひろい(上)・(下)』、再話に『かさじぞう』『ふるやのもり』、訳書に『おだんごぱん』『三びきのやぎのがらがらどん』(以上、福音館書店)、『ホビットの冒険』(岩波書店)など多数。
瀬川康男[セガワヤスオ]
瀬川康男(1932?2010) 愛知県生まれ。『ふしぎなたけのこ』で第1回世界絵本原画展グランプリ、数々の絵本で国内外の賞を受賞。『きつねのよめいり』『ばけくらべ』『ぼうし』『ことばあそびうた』『ことばあそびうた・また』(以上、福音館書店)、『いないいないばあ』(童心社)など多数。



