出版社内容情報
冬の空、冷たい雲の中で雪のあかちゃんが生まれました。雪のあかちゃんは成長して美しい結晶となり、地上へと舞い降ります。冬の空、冷たい雲の中で、雪のあかちゃんが生まれました。雪のあかちゃんは少しずつ大きくなって結晶になります。ひとつひとつ似ているようで、どれもちがうかたち。やがて、ぶつかったり、くっついたりしながら、地上へと舞い降ります。てのひらで受けとめようとすると、またたく間に溶けてしまう。……そんな静かな雪の物語を、詩情豊かに描きます。雪の一片一片がとても愛おしいものに感じられてくる絵本です。
たむらしげる[タムラシゲル]
たむらしげる 1949年、東京都生まれ。桑沢デザイン研究所修了。画文集に『水晶山脈』(中央出版アノニマスタジオ)、DVD作品に『銀河の魚』『クジラの跳躍』などがある。絵本は『ロボットのくにSOS』『おばけのコンサート』『ごろんご ゆきだるま』(いずれも福音館書店)、『ゆきだるまくん、どこいくの?』(偕成社)、『ポルカちゃんとまほうのほうき』(あかね書房)をはじめ、多くの作品がある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
137
そうそう、雪が降る日の空ってこんな感じ。ひらひら舞い落ちる雪を両手で受けたり…こどもの頃、よくしたな。懐かしい。現実には雪が降ると「はぁ~、また雪かき💧」とため息も出るけど、雪ってこんなに綺麗なんだよな。結晶も良く見てみよう。白鳥が飛ぶページもとても素敵でした。2022/01/06
momogaga
47
【おとなこそ絵本】雪の便りを聞いて久しぶりに手に取りました。描かれている雪の結晶の美しさをあらためて実感で確かめたくなりますね。表紙のポーズを雪国でやります(^0^)。2020/09/27
花ママ
43
簡潔な文章と絵で、小さい子にも雪の結晶という存在を伝えています。たむらさんの絵が大好きです。雪の季節に読み聞かせたい1冊です。2022/01/09
chiaki
36
寝る前の読み聞かせ。すぐに溶けてなくなってしまうからひとひらひとひら舞い降りてくる雪の姿を手に取って見るのはなかなか難しい。実は雪の姿の1つ1つは結晶なんだってことを知って、その美しい姿形に感激していました。最後は雪だるまを作るところが夢あっていいな。次女お気に入りの1冊に。2020/12/24
たーちゃん
31
雪の結晶が美しく描かれています。子供の頃雪の結晶を初めて見た時に、なんて綺麗なんだろうと感動したのを思い出しました。息子は初めて結晶を見た時にどう思うか楽しみです。2020/12/05
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