内容説明
菜の子ちゃん、またまた大活躍!平家がほろんだ壇ノ浦がある本州の西の端、下関。山あいの里で昔さんざん悪さをしたカッパたちが、百五十年ぶりにもどってくる!それを防ぐには、行方不明の「カッパ石」を見つけなければならない。菜の子ちゃんと地元の子トオルは、町を救えるか!?小学校中級から。
著者等紹介
富安陽子[トミヤスヨウコ]
1959年、東京生まれ。高校在学中より童話を書きはじめた。おもな作品に、『クヌギ林のザワザワ荘』(あかね書房/小学館文学賞・日本児童文学者協会新人賞)、「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社/新美南吉児童文学賞)、『空へつづく神話』(偕成社/産経児童出版文化賞)、『やまんば山のモッコたち(新版)』(福音館書店/IBBYオナーリスト2002文学作品)、『盆まねき』(偕成社/野間児童文芸賞)など
YUJI[YUJI]
1955年、三重県四日市生まれ。愛知県立芸術大学油絵科卒業後、1979年よりパリに滞在。国立高等美術学校に学ぶかたわら、各地で個展を開催。また、巨大音楽紙芝居「BAKUの物語」を制作し、パリのポンピドゥーセンターほかで上演。2002年に帰国し、以来、児童書の仕事を中心に活動しつつ、個展やライブパフォーマンスを展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミーコ
53
シノダ!シリーズで魅力された作家さんの本 と言う事で、シリーズ物と知らずに図書館に予約・・・。作品を追って行く毎に好きになって行くかも❓ お話の中にチラッと出てきた芳一。解説を読んで 小学生の頃は怖かった「耳なし芳一」を もう一度、読んでみたくなりました。2016/11/07
杏子
25
菜の子ちゃんの日本全国ふしぎ案内の2巻。山口県下関が舞台。カッパの評定があるために本物のカッパ石を取り戻すべく、ふしぎな転校生菜の子ちゃんとしばし冒険の時を!話はそれほどでもない。五七五で話す毘沙門天がお茶らけていて、面白いけどそればかりが印象に残りそう。解説の耳なし芳一の話などそちらの方がよほど面白かった。2016/09/18
anne@灯れ松明の火
25
図書館HP新着チェックで予約。今回の舞台は下関。菜の子ちゃんは悪さをするカッパが戻ってこないように奮戦! 隠れ蓑ならぬ、ほっかむりをして、相棒のトオルくんとイノシシにまたがって、出発~! はちゃめちゃなわき役陣と冷静な菜の子ちゃんの対比が面白い。YUJIさんの絵も楽しさを倍増。2016/05/25
花林糖
17
(図書館本)菜の子ちゃん全国ふしぎ案内② 今回は下関でカッパ石を取り戻すお話。お話は面白いのだけれどTUJIさんの挿絵が楽しくてそちらについ目がいってしまいます。イノシシを励ます菜の子ちゃんの絵が一番お気に入り。巻末の作者による「耳なし芳一」の解説が面白い。2017/03/02
海(カイ)
16
【図書館】『字あまり』に(笑) このシリーズは、日本全国の神話などの不思議をとても分かりやすく書かれた児童書だと思います。楽しく読めます♪2016/09/28