出版社内容情報
泣き出しそうなくんちゃんに、「泣いちゃえ、泣いちゃえ」とささやく声がします。くんちゃんを泣かせようとしているのは誰?
くんちゃんが、お兄ちゃんとおもちゃの取り合いをして泣きそうになっていると、どこからか「泣いちゃえ、泣いちゃえ」と声がしました。そのあともたびたび聞こえてくる声を不思議に思っていると、ひとりぼっちになったくんちゃんの前に姿を現したのは……? 泣き出しそうな子どもの、心の中の葛藤を描きます。
【著者紹介】
なかのひろたか 1942年、青森県生まれ。1964年、桑沢デザイン研究所リビングデザイン科卒業。卒業後、アニメーション・スタジオ、デザイン会社勤務を経て、現在は絵本の創作に取り組んでいる。作品には、『ぞうくんのさんぽ』『ぞうくんのあめふりさんぽ』『ぞうくんのおおかぜさんぽ』『ゲーとピー』『およぐ』(以上、福音館書店)などがある。
内容説明
くんちゃんが、お兄ちゃんとおもちゃの取り合いをして泣きそうになっていると、誰かが「ないちゃえ ないちゃえ ないちゃえ…」と変なことを言います。いったい誰が…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
54
困った事があると、どこからか「泣いちゃえ!」という声がする。泣けばなんでも思い通りになったが、それはなきむしおばけのせいだった!泣いたら物事が解決する訳でもないけど、子どもだったら時には役立つかも知れない(笑)2025/02/24
たーちゃん
24
どこからか聞こえてくる『泣いちゃえ』の変な声。息子は「鼻水垂らしちゃうから、おばけ出てきちゃったんだよねぇ」と言っていました。2022/01/08
魚京童!
22
泣いたらいけないのはなんでだろうね。どんどん泣けばいいと思うんだけど。いつかは誰も助けてくれなくなる。でもそうなったら考えればいい。まだ助けてあげられるから。甘えればいいと思う。どこまで甘えたっていつか嫌になる。ってかグーグルが歌詞を表示するようになったね。どんどんやってほしいことをやってくれる。どんどん情報が取られてる。素晴らしいね。地球温暖化って結局目的がないよね。このままいったって動物が死なないわけではない。既に高すぎるかもしれないのに、これ以上上げないようにしてお金になるのかな?補助金目当て?この2019/09/24
遠い日
19
くんちゃんの心に住む泣き虫おばけ。なんでもかんでも泣いてゴリ押し。むちゃを通す便利なおばけ。ところが、ある日、犬のごんたの散歩の途中で、おにいちゃんとはぐれた時、泣いてもどうにもならないことを悟るくんちゃん。ここが、いんだなぁ。がまんする心の葛藤がすごいんだなぁ。えらいなぁと、ほんとうに思う。子どもってすごい!一瞬で成長するんだもの。2017/04/24
舟江
18
読んでいる最中、昔の思い出が走馬灯のように頭の中を駆け巡った。兄弟の設定が同じだったせいかもしれない。絵本でこんなことになったのは初めてだ。2018/05/15
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