出版社内容情報
しおちゃんとこしょうちゃんは双子の子猫、何をするのも一緒です。ある日競争して庭の木に登り、下りられなくなってしまいます。
まっ白な毛のしおちゃんと、白に灰色の混じるこしょうちゃんは双子の子猫、何をするのも一緒です。ある日、どちらが高いところに登れるか競争をして、庭の木のてっぺんから、下りられなくなってしまいました。鳥や飛行機に鳴いて助けを求めても、だれも来てくれません。でも夜になると、お母さんが迎えにきてくれました。お話の名手・エインズワースによる、張り合う子猫たちのおかしさとお母さん猫のあたたかみが感じられる作品。
【著者紹介】
ルース・エインズワース イギリス、マンチェスターに生まれた。子どものために二冊の詩集を出版。後に、BBCラジオ番組“Listen With Mother”のために、いくつかの物語を書いた。主な作品に『こすずめのぼうけん』『ちいさな ろば』『黒ねこのおきゃくさま』『ふしぎなロシア人形バーバ』(以上、福音館書店)、作品集に『ねこのお客―かめのシェルオーバーのお話1』『魔女のおくりもの―かめのシェルオーバーのお話2』(河本祥子訳・絵/ともに岩波書店)などがある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
42
ふたごのしおちゃんとこしょうちゃんが高さを競い合い木に登るけど下りられなくなってしまいます。こうなることはだれもが予想がつきましたが、やはり最後はタビー夫人!2016/03/21
たーちゃん
24
息子は木から降りられなくなった猫を見てはっとした顔でこちらを見ていました。2022/10/31
mntmt
19
ふたごの子猫のお話。日本語に訳した人が絵も描いたんですね。かわいらしい絵です。2016/03/22
刹那
15
名前がユニーク(◍′ω‵◍)可愛い子猫のお話です✯2016/02/20
サルビア
12
体の色が白いから塩(しお)ちゃん、白い毛に黒い色が混ざっているからこしょうちゃんと呼ばれている二匹の子猫は、外に出て、木に登るけれど、降りられなくなってしまいます。誰も助けてくれません。一体、誰が助けてくれるのでしょうか?2019/04/25