- ホーム
- > 和書
- > 児童
- > 創作絵本
- > 民話・神話・古典絵本
出版社内容情報
働かず毎日寝てばかりのじらぁ。ある日、母親にシラサギがほしいと言います。金持ちの家の木にのぼったじらぁは……。沖縄の昔話。
その日の暮らしにこまるほど貧乏なのに、働かず毎日寝てばかりのじらぁ。ある日、母親にシラサギがほしいと言います。夜、シラサギをふところに入れて金持ちの家の大きなガジュマルの木にのぼったじらぁは、神のお告げだといって自分を婿にするよう大声を張りあげ、シラサギを星空にはなちました。ほんとうに神のお告げだと信じた金持ちの夫婦は、娘とじらぁを結婚させることにします。沖縄の昔話。
【著者紹介】
川平朝申(かびら ちょうしん)1909~1998 沖縄県生まれ。沖縄県立第二中学校在学中、台湾に移住。戦後、沖縄に引きあげ、沖縄民政府文化部芸術課長に就任、戦後沖縄の文化復興に尽力した。琉球放送局長、琉球結核予防会沖縄支部長を歴任。著書に『おきなわの昔話』(清光書房)『琉球王朝史』『終戦後の沖縄文化行政史』(月刊沖縄社)などがある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
こどものとも 通巻176号にて読了。沖縄の昔話 3年寝太郎のようなじらぁ。力ではなく知恵で幸せを掴む。版画絵本。2024/12/24
ぼりちゃん
3
JIRA,AN IDLE BOY-An Old Japanese Folktale. 沖縄の昔話。沖縄の美しい風土を感じる木版画。寝てばかりいるじらぁを見て「だめだねぇ」と指でばってんしていた息子。2歳の時に沖縄に行ったことは忘れてしまっている息子だが、母は今も色濃く覚えている大切な旅の記憶。首里城の復元を心待ちしたい。5歳0か月。2020/03/18
紅生姜
1
じらあに賛否両論はあるだろうが、自分が怠け者であるという自覚があるだけいいんじゃないだろうか。このままじゃいけないと、頭を使って、金持ちの娘と結婚し親孝行するじらあ。めでたしめでたし。2017/02/07
もんち
1
JIRA,AN IDlE BOY-An Old Japanese folktale木版画の質感、色彩がとても素敵。話の内容は、え?!でした。2016/08/11
たくさん
0
なかなか楽しい本だった。これが最後まで怠け者だったらぜんぜん違うのだから面白い。2016/11/18