出版社内容情報
11月のある日、なかよしのオンネリとアンネリのもとに小さな家族が薔薇乃木夫人をたずねてきました。フィンランドの冬の物語。『オンネリとアンネリのおうち』で小さな可愛いおうちを手に入れたオンネリとアンネリのもとに、11月のある日、ショーララと名乗る小さな家族が薔薇乃木夫人をたずねてきました。彼らは、彼らをつかまえようとする悪い人間たちから逃げているといいます。そこでふたりは、夫人が見つかるまで、家にかくまうことにしました。はたして、彼らを守ることができるのでしょうか。フィンランド生まれの、ハラハラドキドキの冬の物語。
クレンニエミ・マリヤッタ[マリヤッタクレンニエミ]
クレンニエミ・マリヤッタ 1918年生まれ。1946年に『赤蟻プッケの冒険』でデビュー。やがて30作品を著し、そのうち5作品で自国フィンランドをはじめ、北欧の児童文学賞を受賞。また、200作品にものぼる海外児童文学の翻訳等も手がけている。第一作『オンネリとアンネリのおうち』(福音館書店)は1966年に出版され、後に本作『オンネリとアンネリのふゆ』(1968年)と他2作品がシリーズとして発表された。2004年没。
カルマ・マイヤ[マイヤカルマ]
カルマ・マイヤ 1914年生まれ。1938年にヘルシンキのアテネウム美術院で美術の教師としての教育を受け、その後、フィンランドのおとぎ話の挿絵を描き、芸術家としての道を歩むことに。絵本や児童書を中心に、挿絵やカバーのイラストを100作品以上手がけている。鉛筆画、また水彩画や墨絵等、特徴的で印象深い作品が多く、特にトペリウスのおとぎ話への挿絵は、国際的に知られている。1999年没。
渡部翠[ワタナベミドリ]
渡部翠 日本・フィンランド文学協会副会長。長きにわたり、夫でフィンランド文学の権威として知られる故・高橋静男氏とともに、フィンランド文学の研究と紹介につとめてきた。おもな訳書に、ユリヨ・コッコ著『羽根をなくした妖精』(晶文社)、トペリウス著『星のひとみ』(集英社)、トーベ・ヤンソン著『少女ソフィアの夏』、ムーミン絵本『さびしがりやのクニット』『ムーミンママのお料理の本』『ムーミン谷の名言集』『ちびのミイの名言集』『ムーミンやしきはひみつのにおい』(以上講談社)等の数多くの翻訳、監修を手がけている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アクビちゃん@新潮部😻
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
花林糖
ツキノ
南北