出版社内容情報
蚊取り線香の煙がもんもんと漂うと、蚊がぽとん。もっと漂うと、花がぽとん。おじさんの髭がぽとん。看板がぽとん。幽霊がぽとん。どんどん落ちて、さてその威力は?
読んであげるなら・ 4才から
自分で読むなら・ 小学低学年から
著者等紹介
田島征三[タシマセイゾウ]
1940年、大阪に生まれる。高知県で幼少期を過ごす。多摩美術大学図案科卒業。東京都日の出町で絵画、版画、絵本などを創作する。1998年より静岡県伊豆高原に移住し、近年、木の実など自然の素材を使ったアートを本格的に展開している。2009年、新潟県十日町市の廃校になった小学校を丸ごと絵本にした「空間絵本」を制作、「絵本と木の実の美術館」とし、現在も開館中。絵本に『ちからたろう』(第二回ブラティスラヴァ世界絵本原画展金のりんご賞・ポプラ社)『ふきまんぶく』(第五回講談社出版文化賞・偕成社)『とべバッタ』(絵本にっぽん賞、小学館絵画賞・偕成社)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
162
蚊取り線香の煙がもんもん…蚊がぽとん。落ちてくるのは蚊だけじゃなかった。最後のオチが絶妙でした。表紙の蚊取り線香が郷愁を誘いますね。2020/08/20
紫綺
125
蚊がぽっとんぽっとん落ちるのは当たり前。あんなモノやこんなモノまで、目を見張る効果が…(笑)。2016/01/24
Kawai Hideki
91
図書館のお話会で読んでもらったおもしろ絵本。蚊取り線香の煙がもんもんと広がって、蚊がぽとん、また、ぽとんぽとん、さらに、ぽとんぽとんぽとんぽとんぽとんぽとんと落ちていく。すごい効き目だなあと思っていたら、花瓶の花がぽとんと落ちる。あっと思ううちに、煙は新聞を読んでいるおじさんの方へ。人体に害はないのか?すると、新聞の文字がぽとんぽとんと落ち、おじさんのメガネとヒゲがぽとんぽとんと落ちる。さらに、煙は庭の洗濯物を落とし、町へ広がり、銅像、看板、カミナリ雲、UFOなどを片っ端から落として行く。最後は月に・・・2016/07/18
ゆみきーにゃ
83
ぽとんぽとんと蚊だけではなく色んなものが落ちていく。ぽとんぽとん。ぽとんぽとん。。。2020/11/03
鱒子
66
図書館本。話が進むにつれナンセンスな魅力が炸裂。裏表紙も素敵です。ーー今の子供たちって、蚊取り線香って分かるのかなぁ? 2、3歳から。2019/05/29