出版社内容情報
16世紀スペイン。キリスト教徒の娘とイスラム教徒の少年との恋を軸に、宗教や民族の違いに翻弄される人々の運命を描く。16世紀スペイン。キリスト教徒の伯爵令嬢マリアと、伯爵家に長年仕え友情を育んできたイスラム教徒の家に生まれた少年エルナンド。ふたりの間には恋が芽生えるが、やがて両家の人々は異なる宗教・民族間の対立に巻き込まれていく。悲惨な戦争の果てに、エルナンドは故郷を追われていく……。宗教や民族の違いによって引き裂かれ、運命に翻弄される人々を描いた歴史小説。
コンチャ・ロペス=ナルバエス[ロペスナルバエコンチャ]
コンチャ・ロペス=ナルバエス 1939年セビーリャ生まれ。大学で歴史を学び教壇に立つが、1983年に教師をやめ、子どもの本の執筆活動に入る。民主化直後の1980年代のスペイン児童文学界の牽引役となった作家の一人で、スペインでは20世紀を代表する児童文学作家と位置づけられている。
宇野和美[ウノカズミ]
宇野和美 1960年大阪生まれ。出版社勤務を経て、スペイン語圏の本の翻訳に携わる。バルセロナ自治大学大学院修士課程修了。訳書に『ふたりは世界一!』(偕成社)『だいじょうぶカバくん』『ちっちゃいさん』(講談社)『日ざかり村に戦争がくる』(福音館書店)他多数。
松本里美[マツモトサトミ]
松本里美 札幌生まれ。法政大学哲学科、セツ・モードセミナー研究科卒業。音楽や広告など幅広い分野で活動し、1993年より銅版画家として個展・グループ展多数。装画・挿絵の仕事に『英国フード記A to Z』(三修社)『英国男子制服コレクション』(新紀元社)『スウェーデン民話名作集1?4』(春風社)他。
内容説明
「見ろよ、ハクセル、海だ。アフリカの海、そしてグラナダの海だ」信じる宗教はちがっても、ふたりは親友だった。時代はめぐり、かれらの子や孫たちは、災いの化の中に巻きこまれていく―。いつか再び、共に平和に暮らせる日まで。16世紀グラナダを舞台に、宗教・民族の違いによってひきさかれ、運命に翻弄される人々をえがく。―スペインで読みつがれてきた児童文学の名作、初邦訳!
著者等紹介
ロペス=ナルバエス,コンチャ[ロペスナルバエス,コンチャ] [L´opez Narv´aez,Concha]
1939年セビーリャ生まれ。大学で歴史を学び教壇に立つが、1983年に教師をやめ、子どもの本の執筆活動に入る。民主化直後の1980年代のスペイン児童文学界の牽引役となった作家の一人で、スペインでは二十世紀を代表する児童文学作家と位置づけられている
宇野和美[ウノカズミ]
大阪生まれ。出版社勤務を経て、スペイン語圏の本の翻訳に携わる。バルセロナ自治大学大学院修士課程修了
松本里美[マツモトサトミ]
札幌生まれ。法政大学哲学科、セツ・モードセミナー研究科卒業。音楽や広告など幅広い分野で活動し、1993年より銅版画家として個展・グループ展多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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