内容説明
うなぎは好きですか?うなぎを食べたことはあってもどこで生まれて、どんなふうに成長していくか、その一生まで知っているひとは、まだまだ少ないでしょう。それもそのはず、うなぎの一生が明らかになったのは、つい最近のことなのです。うなぎのうーちゃんの長い長い旅を通して、いまの環境問題、資源問題もみえてくる絵本。
著者等紹介
くろきまり[クロキマリ]
黒木真理。鹿児島県生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。博士(農学)。現在、東京大学大学院農学生命科学研究科助教。専門は魚類生態学
すがいひでかず[スガイヒデカズ]
須飼秀和。兵庫県明石市生まれ。京都造形芸術大学芸術学部卒。郷愁をテーマにした絵を描き始める。兵庫県芸術奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小梅
91
読友さんのレビューから読みたくなった本です。 鰻が皮膚呼吸もできるなんて知らなかったなぁ〜2015/07/24
あん
76
もうすぐ土用の丑の日。4年生の国語の教科書に「ウナギのなぞを追って」という作品が載っていたことを思い出して読んでみました。ウナギの一生が、絵と文でとてもわかりやすいです。ウナギの生態はわからないことが多いそうだけれど、この先解明されて、ウナギの保護に繋がればいいなぁと思います。2015/07/12
☆よいこ
70
南の海で生まれたうーちゃんが1年かけて北をめざし、川をのぼり大きくなり、10年過ごした後海に帰るまでの一生をおった絵本。読み聞かせ、しっかり10分くらいかな。2019/07/04
itoko♪
68
お気に入りさんのレビューで知り、他著者の『うなぎ一億年の謎を追う』を読了したこともあり、手に取りました。小さなお子さんにも、うなぎのうーちゃんの一生が、日本の四季や環境問題なども交えながら、分かりやすく紹介されています。「うんにょろ うんにょろ うなにょろり」と泳ぐ表現が何とも愛らしい。小さなお子さんだけでなく、大人の方が読んでも きっと興味深いですよ。2015/07/23
アムステルダム
31
てっきり、川や沼にいるんだと思っていました。海、そういえばと思いながら読んでいましたが、まさか同じ場所で産まれて、またそこに戻るなんて。ウナギというと食べ物としてしか、考えていませんでしたけど、今日からはちょっと愛おしく感じてしまいます。 うーちゃん! でも時々、いただきます。2014/07/05