ランドセルブックス 江戸っ子さんきちと子トキ

菊池 日出夫【作】

福音館書店（2014/04発売）

• サイズ B5判／ページ数 31p／高さ 24cm
• 商品コード 9784834080933
• NDC分類 E
• Cコード C8795

著者等紹介

菊池日出夫［キクチヒデオ］
１９４９年長野県生まれ。埼玉県小川町に住み、自然に親しみながら絵本の創作活動をしている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[うっきー]

巣から落ちたトキをこんなに上手く育てられるのかなとか、現実的にはいろいろあるけど、江戸の昔の風景や暮らしについて、良い教材でした。

2016/02/24

[遠い日]

今では特別天然記念物であるトキ。野生ではもういないトキ。そんなトキが江戸時代には、身近で観察できる鳥だったことが不思議にさえ思える。さんきちたちが、巣から落ちたヒナのトキを世話するあたたかな物語。とはいえ、漫画のコマ割りで進むお話なので、子どもたちには親しみやすいかもしれない。空を飛ぶトキの群れは、今では夢のごとし。

2014/07/13

[のん＠絵本童話専門]

菊地日出夫さんというと、昭和感漂う昔ながらの元気な子供たちの遊びを描いた絵本のイメージ。こちらはコマ割りの漫画調で、江戸時代の子供を描いています。江戸の子ども達と手習いの先生が、トキの巣と親子を発見し、事故で巣から落ちてしまったトキの子を飛べるまで育てるおはなしです。本全体にとてもあたたかみがあって、トキの子を育てる江戸の子ども達の生活はイキイキとしている。美しい桃色のトキが身近に居る時代、群れで空を飛ぶ光景は美しかっただろうなあ。小学校低学年向けランドセルブックスシリーズ、幼年～でも大丈夫と思います！

2021/05/08

[You]

こんな時代があったんだなあ…　いずれスズメや鳩、ツバメなんかもこうなってしまうのかも知れない。そんな風に感じずにはいられない、そのくらい、トキという鳥が珍しくもない存在だった時代の話。

2014/04/21

[白い雲。。]

絵本…かな、マンガだった。動物好きな孫が表紙を見て図書館から借りた。うまくいき過ぎだけど絵がきれい。

2019/01/26