内容説明
キツネを観れば、ヒトが見える。恋と出産、夫婦の情愛、懸命な育児と痛切な子別れ…森の獣医が記録と記憶にとどめた、キタキツネのすべて。小学校上級以上。
著者等紹介
竹田津実[タケタズミノル]
1937年、大分県生まれ。獣医師。1963年より北海道東部の小清水町農業共済組合家畜診療所勤務。1965年以来、小清水町においてキタキツネの生態調査を続ける。1972年、傷ついた野生動物の保護・治療・リハビリ作業を始め、1979年からナショナル・トラスト「オホーツクの村」建設運動に参加。2008年、北海道文化賞を受賞。映画『キタキツネ物語』企画・動物監督。著書『オホーツクの十二か月』(福音館書店/第54回産経児童出版文化賞JR賞および第2回福田清人賞受賞)ほか、写真集・エッセイ・絵本のテキストに多数の仕事がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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rinrin
1
キタキツネへの愛情があふれていて素敵な本だった。2018/05/07
はる
0
キタキツネという生き物の豊かさに驚き、感動した。豊富な写真も良い。児童書コーナーに置いておくのが惜しい、大人にも手に取って欲しいと思える一冊。2014/03/04
tomatona
0
作者の竹田津実さんの写真集などを、子どもの頃に好んで見ていました。そして今回、彼の45年に渡る研究の記録を読みました。 感想!いい人だっ!狐が大好きで、純粋に一生懸命研究していることが、すごく伝わってきました。全然、偽善的な感じがしないところも好印象〜!いい本読んだ。2013/10/15