内容説明
この絵本は、生きものが大好きで、大きくなってからも動物たちから学ぶことを愛してやまなかった、ある少年の物語です。彼は、ガンという鳥について研究し、ガンたちから多くのことを学び、とても有名な科学者になりました。そして、学んだことを世界の人たちと分かちあいました。
著者等紹介
グリーンスタイン,イレーヌ[グリーンスタイン,イレーヌ] [Greenstein,Elaine]
画家。十冊以上の絵本を刊行しており、菓子職人、教師、陶芸デザイナーとしても活動している。アメリカ合衆国・ニューヨークに生まれ育ち、現在もニューヨーク在住
樋口広芳[ヒグチヒロヨシ]
東京大学名誉教授、慶應義塾大学特任教授。専門は保全生物学、生態学、鳥類学。1948年、横浜生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
42
あっ、ローレンツさんが絵本になってる!楽しみにしていた絵本をめくりながら、この元祖ムツゴロウさんみたいなおじさんの生活に笑いました。うちも動物園みたいだけど、まだまだ及びませんねえ。2022/11/28
booklight
29
おぉ、『ソロモンの指環 動物行動学入門』のローレンツではないですか。絵本ではソフトに書かれているけど、相当な動物好きそう。なかなかガンと一緒に泳いだりしません。でもそこまでやることで見えてくる世界、できることが増えるんでしょうね。アヒルにガンの卵を孵化させたり、刷り込みを体験したり。「机に向かっている間はシャツの中にいれてみたり」とか、ちょっとおかしい。研究は、動物好きの延長線上なんだなとよくわかる絵本でした。2022/08/16
mntmt
22
飽きれるほどガンが好きなおじさんの話。でも、動物行動学をはじめた人で、1973年にノーベル賞を受賞しているんだって!2016/05/04
みさどん
17
こういう実話の絵本が大好き。よき理解者が奥さんとなってくれるなんて幸せ。好きなことを追求していく良さが溢れている。鳥をみていけば、環境全般にも目が向いていくことに。鳥を愛でる人って好きだな。好きな本棚2023/06/08
いろ
16
動物行動学を確立しノーベル賞受賞しているローレンツさんの伝記絵本。母(私)は学生時代,擦り込みに憧れたな~と懐かしく手に取った。偉業を成し遂げる方々って,好奇心に一直線だな。そしてその好奇心を何十年も維持し続けるエネルギーが強い。ガンへの愛情の深さもハンパなくて笑っちゃうくらい。ガンが好きで好きでたまらない感がとっても伝わって来た。当たり前のように一緒に泳ぐまで! まだ泳ぐには寒い季節に読んだから,ちょっとブルッたw 9歳男児も楽しそうに読んでた割には,再読なし^^;2017/05/30