感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うしこ＠灯れ松明の火（文庫フリークさんに賛同）
78
雨となって空から森に降りそそいだ水の行方を追った写真絵本です。絵本というジャンルにとどめておくのが非常にもったいないです。その一瞬、一瞬の場面を切り取った写真が、息を飲むほど素晴らしい！ちょっと調べてみると、以前に読んだ田口ランディさんの著書「いつか森で会う日まで」の写真も山下氏だったようです。他の山下氏が手掛けた写真集も見てみたいです！★★★★2013/02/15
Kawai Hideki
66
飴として降ってくる水が、森に蓄えられ、川を通り、また蒸気になって地球をめぐるさまを、美しい写真と、短く分かりやすい文章で綴った写真絵本。ところが、残念なことに、我が娘には不評だった。理由を聞いたら「写真が暗いから」だった。確かに、鬱蒼と茂る森や、水が作り出す影に視点を合わせた写真が多かった。そんな好みも出てきているのね。2016/09/11
たまきら
53
「1年のうち366日雨が降る」と言われる屋久島に暮らす著者による、水にまつわる美しい写真絵本です。言葉に無駄がなく、それこそ水のようにしみました。一つ加えるとしたら水はおおらかに様々なものをその身にとかし込み、私たち生物を形作ってくれているところかと思います。洗われたような気持ちになりました。読み友さんの感想を読んで。2023/10/31
♪みどりpiyopiyo♪
47
本を開いた途端に「ほわ〜！」っと声が出ちゃいました🌱 瑞々しい森で、水の様々な姿をとらえた写真絵本です。■森に雨が降り、森は水をたたえ、土は水を川に戻し、水は流れ、空（くう）に散り、雲からまた雨に。森の呼吸。その循環の美に、ほぅっと息が漏れたり、はっと息を呑んだり。■作者（写真と文）の山下さんは、屋久島に住んでるんですって。こんなに鮮やかで瑞々しい森があるんだなぁ ꒰ღ˘◡˘ற꒱ （2012年）（→続2019/06/23
momogaga
46
【大人こそ絵本を】この本を読んで、瑞穂の国、日本に生まれてよかったと心から思います。特に梅雨の季節は楽しめる。6月は週末ごとに訪れたい雨にけぶる新宿御苑の散策が楽しみです。2018/06/03
