内容説明
メイベルは、くいしんぼうでちょっとふとめの、かわいいゴキブリのおんなの子。きれいずきなピーボディさんの家のれいぞうこの下で、ひっそりとくらしています。ある日、ピーボディさん夫妻がおきゃくさまをまねくことになりました。キッチンには、とっておきのごちそうが、たくさんならんでいます。「ああ、いいにおい!おきゃくさまがくるまえに、あたし、ちょっとのぞいてこようかな」。メイベルは、友だちのノミのヘンリーのちゅうこくもきかず、おきてをやぶってキッチンのゆかにはい出ていきました…。小学校初級以上。
著者等紹介
スペック,ケイティ[スペック,ケイティ] [Speck,Katie]
児童文学作家。アメリカ、ニューオーリンズで育つ。現在は、ミズーリ州カンザスシティで暮らす
おびかゆうこ[オビカユウコ]
小比賀優子。東京生まれ。国際基督教大学教養学部語学科卒
大野八生[オオノヤヨイ]
千葉県生まれ。造園家、イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポップノア♪@読書超絶停滞中
73
読友Hさんのオススメです。お菓子の為なら危険を顧みず、ゴキ突猛進のゴキブリの女の子·メイベルの物語。続編を先に読んでしまったんですが、それよりもハードとの噂チラホラ。なるほど、これは今の日本では放送禁止レベルですな。絵本でトラウマになりそうです。逆に真似するお子さんもいるかも···(いないか?) 可愛く描けば許される時代じゃないですよ! 何処へ行ってもゴキブリ(メイベル)に遭遇&接触(!!)するピーボディ夫妻が気の毒でなりません。大した教訓も見当たりませんが、「知らぬが仏」、この言葉が何度も浮かびました。2019/01/31
がらくたどん
64
G克服大作戦その2:綺麗好きで料理好き・パーティー好きのピーポディ夫妻宅の冷蔵庫の下で「ひっそり」暮らすちょっと太めのかわいい女の子(Gです!)が主人公。ロボット三原則よりストイックなG三原則を守る普段は健気なメイベルちゃん(Gです!)でもメイベルの隠し切れない食いしん坊と好奇心がノミのヘンリーやハエのモーリスを巻き込み巻き込まれスープに落ちるわケーキに潜るわ(わ!)で気取ったお食事会が大変なことに!無邪気なメイベルちゃんの視点で進むので危機一髪の大冒険だが、ふと「私人間だった」と思い出すと相当な破壊力。2023/06/16
鱒子
64
図書館本。綺麗好きなピーボディの奥さんは、家には虫一匹いないと思い込んでいます。しかし冷蔵庫の下には、食いしんぼうでちょっと太めのかわいいゴキブリ、メイベルが住んでいるのです。主人公メイベルの楽しい冒険小説 児童向きです。しかしわたしはちょっぴりピーボディ奥さんに心を寄せて読んでしまいました。どこにいようと執拗にやって来るメイベルとのエンカウント率の高さ(笑、これは恐怖。奥さんが気の毒です。でも笑っちゃいます。2018/12/21
ねむねむあくび♪
46
図書館の児童書♪表紙のイラストも可愛いメイベルはなんとゴキブリの女の子♪面白かったけど、やっぱゴキブリは嫌だΣ( ̄ロ ̄lll)たくさんの可愛い挿し絵でメイベルを可愛く思えて、楽しく読んだけど…(  ̄▽ ̄)。お料理に飛び込んでくる、なんて想像するだけでクラクラ…(◎-◎;)可愛いゴキブリの巻き起こす珍騒動は、お話の世界だけにしたいですね♪(^-^;2013/08/04
yumiha
43
一番嫌われている昆虫は、たぶんゴキブリ。田舎育ちの私には虫がいて当たり前だったから、悲鳴を上げて怖がる友人(ここ読メの誌友さんも)を知り、逆に驚いた。本書は、ちょっと太め(親近感あり)のかわいいメイベルちゃんが、おいしいものを求めて、ゴキブリの掟を忘れて冒険する、ちゅうことは友人たちのような人間が翻弄される、そんなドタバタ劇が楽しい、笑えます……ごめん、友人たち。なんせ原題が「maybelle in the soup」「maybelle goes to tea」なのだから、推して知るべし。 2021/06/04