内容説明
だれの目だまが一番か、目だまじまんの結末は?動物行動学者日高敏隆の歌ものがたり。
著者等紹介
日高敏隆[ヒダカトシタカ]
1930年~2009年。動物行動学者。理学博士。東京大学理学部動物学科卒業。京都大学名誉教授。東京農工大学教授、京都大学教授、日本動物行動学会初代会長、滋賀県立大学初代学長、総合地球環境学研究所初代所長、京都市青少年科学センター所長などを歴任。日本の動物行動学の第一人者であり、コンラート・ローレンツやニコ・ティンバーゲンなどの著書を訳して日本に紹介した。著書に『チョウはなぜ飛ぶか』(岩波書店刊 毎日出版文化賞受賞)、『春の数えかた』(新潮社刊 日本エッセイスト・クラブ賞受賞)など多数がある
大野八生[オオノヤヨイ]
1969年千葉県生まれ。園芸が好きだった祖父のもと幼い頃より園芸に親しむ。植物関係の様々な仕事を経て庭をつくる仕事に携わる。造園会社退社後、描き続けてきたイラストと植物の仕事でフリーとなる。現在イラストレーターと造園家として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
79
絵本。トノサマカエルがおお威張りで自分の目玉の自慢をする。ところがギンヤンマがやってきて、自分の「複眼」を自慢する。そこへミズスマシが、4つの目玉を持っていることを言う。カエルはしょんぼりするけれど「みんなそれぞれじぶんには、チャンとあう目があるんだよ」と言われ、自慢をやめようと思う▽動物行動学者の日髙敏隆(ひだかとしたか)さんのやさしい言葉がしみます。国語の教科書の表紙も書かれている大野八生(おおのやよい)さんの絵もすてきです。2011年刊2023/10/05
keroppi
55
図書館にて。カエルが目だま自慢。トンボやミズスマシとも比べっこ。それぞれにそれぞれのいいところがあるんだね。目だまの勉強になります。2019/06/16
annzuhime
51
図書館本。カエル好きの次女(4歳8ヶ月)のために母がチョイス。カエルの目だま自慢。でもトンボとミズスマシの目だまだってすごいんだぞ!ミズスマシの目が4つあることは、我が家の娘たちにとっては常識。カエルの本をひたすら読んで、ついでに池に住む他の虫や魚にも詳しくなったので。最後の方のページで、目だまを交換。カエルがトンボの目だまになってしまって、次女は「カエル、かわいくない」と悲しそうに言いました笑。2021/01/12
とよぽん
42
やさしさとユーモアが感じられる表紙の絵。この絵本が世に出た経緯を知って、大野八生(おおのやよい)さんに興味をもった。動物行動学者の日高先生の文は難しいのでは・・・と思っていたが、全然。子ども向けにとてもやさしく書かれていて、ほのぼのする結末だった。12年も前に発行された絵本とは! これはぜひ、学童で読み聞かせしたい。2023/09/28
AICHAN
34
図書館本。絵本。日高さんが若かりしころに書いた作品。「一人ひとりの良いところを見つけて大切に育てる」というメッセージが込められている。2023/01/15
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- 和書
- 六法全書 〈令和6年版〉