福音館創作童話シリーズ<br> かさをかしてあげたあひるさん―村山籌子おはなし集

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福音館創作童話シリーズ
かさをかしてあげたあひるさん―村山籌子おはなし集

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  • サイズ B5判/ページ数 111p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784834025583
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

著者等紹介

村山籌子[ムラヤマカズコ]
1903年香川県高松市に生まれる。自由学園高等科を卒業したのち、婦人之友社で「子供之友」などの編集の仕事に携わる。また、夫で画家の村山知義とともに、ユーモアあふれる童謡、詩、童話を創作した。1946年没

山口マオ[ヤマグチマオ]
1958年千葉県南房総の千倉に生まれる。東京造形大学絵画科卒業後、イラストレーターとして、雑誌、広告、グッズ製作、絵本、挿絵の仕事など幅広い方面で活躍している。2002年『わにわにのおふろ』で第一回アジア絵本原画ビエンナーレ佳作賞を受賞。南房総市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

57
村山さんが「子供之友」に多くの作品を発表したのは、戦争真っ只中の暗い時代です。それにもかかわらず、動物や野菜が主人公のこの作品集は明るくおおらかで、戦争の影は全く感じられない優しい世界。上品で古風な言葉使いが何とも言えません。ナンセンスなオチは今読んでも十分面白いですよ。お試しあれ。2018/01/03

ベーグルグル (感想、本登録のみ)

41
動物や野菜がでてくる17個の小さい話。ほのぼのとしているけれどユーモアなお話で、山口マオさんの絵がピッタリ。時代を感じる言い回しも楽しい。2023/10/15

ぶんこ

36
動物さんたちの交流も面白いし、野菜さんたちの交流も新鮮で楽しい。こんな可愛いお話が戦時中に書かれていたのが驚きです。著者のみずみずしい感性が素晴らしい。人参、玉ねぎ、じゃがいもは我が家の常備野菜。思わず話しかけてしまうかな。楽しい絵本でした。2018/02/11

mm

17
作者の村山籌子さんは、同郷の方。大きな薬屋さんのお嬢様で、戦前に地元の女学校を出た後自由学園に進まれているので、さぞかしハイカラでモダンな方だったのでしょう。子どもの心情にとても寄り添ったお話でした。悲しくなるのにも、おかしくなるのにも、怖くなるのにも、ちょっと大人とは違ったところでスイッチが入ってしまう子ども心を思い出しました。2014/11/13

のこ

13
動物と野菜の面白おかしい話17編。…野菜?■どのお話も初出が古めなので(1927〜1938)、表現がとても丁寧です。身になる話もあれば、「ちょちょ、ちょっと待って!」と一言物申したい話まで様々。でも教訓なものが多いかな。今までに読んだことのない、新しい童話でした。■ニンジン、ジャガイモ、タマネギの出番が多く、1930年代もその野菜を使うことが多かったのかな、と思いを馳せました。大根の出番も多いなぁ…。2014/02/06

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