内容説明
磁石はまことに不思議な能力をもっています。この絵本では、磁石が鉄をひきつけること、針から磁石をつくることができること、磁石になった針を使うと、道しるべになるコンパスをつくることができることで、その不思議さを学んでもらいます。
著者等紹介
ブランリー,フランクリン・M.[ブランリー,フランクリンM.][Branley,Franklyn M.]
1915年アメリカ合衆国ニューヨーク州生まれ。ニューヨーク大学他で教育学と天文学を修める。1957年からは、アメリカ自然博物館のヘイドン・プラネタリウムに勤務し、実地教育のプログラム作成にあたる。1968年より同プラネタリウムの館長。児童向けの著作にも力を注ぎ、その作品は140冊を超える。2002年没
ケリー,トゥルー[ケリー,トゥルー][Kelley,True]
イギリスのケンブリッジに、芸術家夫婦の娘として生まれる。4歳の時にはじめての絵物語が雑誌「CHILD LIFE」に掲載された。これまでに100冊以上の著書を刊行している。アメリカ合衆国ニューハンプシャー州在住
かなもりじゅんじろう[カナモリジュンジロウ]
金森順次郎。1930年大阪生まれ。大阪大学名誉教授。物性物理とくに物質の磁性を専門とする。大阪大学理学部教授、大阪大学総長、国際高等研究所長を歴任。日本学士院賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
63
僕が小学生の頃の宝箱の1つ「M」にはいろんな形の磁石が入っていた。だからこの絵本は特に懐かしさを呼び起こしてくれて嬉しかった。磁石を使った釣り遊びをしながら、その特徴を実験できる。くっつくもの、くっつかないもの、そしてなぜくっつかないのか。また方角との関係が地球の性質に繋がっていることから、宇宙の星々にまで話が広がっていくのが楽しい。子どもにもわかりやすく書かれているが、大人にも充分勉強になる内容だし、今更他人に聞けない身近すぎる科学なので、ぜひ多くの人に読んでいただきたいと思った。2013/07/17
たまきら
28
三年生で磁石を楽しく学んだ娘さん。この本にその時に出会っていたらもっと面白かったんじゃないかなあ。とてもわかりやすいので、理科に苦手意識を持っている子にも良いと感じました。今は楽しい科学の本がたくさんあっていいなあ!2021/04/12
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
27
磁石の不思議さを楽しめる科学絵本。学校で使う磁石だけではなく、縫い針も磁石にしちゃうのは楽しいし、地球が磁石だということも知るとワクワクしますね。授業で関連付けてはなしたら、もっと興味深くなってくれるのではないでしょうか? かがくが好きになる絵本100 https://bookmeter.com/books/10175736 で紹介されている本。2021/04/07
あおい
18
磁石にくっつく物の種類や針を使って磁石を作る方法などが紹介されています。科学館の実験教室でクリップで磁石を作った事がある息子は真剣に読んでました。2015/12/05
いろ
15
【再読:初読は2013.2】小3理科でも興味津々楽しんだ磁石。手軽にできる実験などをしながら,磁石の色々を学べる科学絵本。たまたま図書館で母が手にしていたのを「読みたい。」再読だけど,初読は4歳だったからほとんど覚えていないみたい。9歳男児,新鮮な気持ちでかぶりつきに読んでいた。すっかり気に入って数回再読した後,結構専門的な話題もあるのに「これを4歳で読んだの!?」自分の事ながら驚いていた。小さいうちは小さいなりの理解をして楽しければいいんだよね^^ 解説の影で,鼠が水に落ち濡れ鼠になる場面にクスクス。2017/10/13
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