内容説明
飢饉が続いた年、くずのは山のキツネが嫁入りすると豊作になるという言い伝えを聞いた兄弟がキツネを探しにいきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーちゃん
22
息子は「お米取れて良かったねー」と言っていました。2023/01/08
アナクマ
21
葛の葉 山だろうか(浅い里山だ)。麓の村では何年も米がとれておらず「あわや ひえ くさや きのねを たべた」。しかし狐が嫁入りする年は豊作になるという言い伝えが。狐集会を目撃した兄弟は期待をふくらませ…。初版74年。◉西村繁男のパノラマ絵が良いので今年下半期の〈手拭い絵柄希望絵本〉に推挙したい。雪夜の黒い杉林と黄色い狐火。田植え期の緑の早苗(畦は丸い)。秋嵐のあとの稲穂の金海。そしてラストの嫁入り行列。◉狐と豊作との因果の理由は語られませんが、きっと無下にはできない何かがあったのだと思います。思いたい。→2024/12/14
ツキノ
19
1974年こどものとも、2009年2月特装版発行。大友康夫×西村繁男。くずはやまのふもとの小さな村で何年も米がとれない。「きつねがよめいりをする年は米がいっぱいとれたもんだが」というじいさまの話を聞いてたみぞうとごさくは雪の中、きつねによめいりを頼もうと出かける。子どもたちも手伝いをしながら田植えをする姿も描かれる。英題は「RICH HARVEST IN FOX WEDDING YEAR」。(E78)2021/03/20
まげりん
9
小さなころから大好きな本。引きの絵を隅から隅まで見ていたな。頬張るおむすびが美味しそうでね。今読んでも楽しい。2015/10/09
いっちゃん
8
今の子供たちはどうしたものか。この本を読んでも、きっと想像しきれないだろうな。2015/02/01
-
- 和書
- 磁性体ハンドブック