内容説明
山奥に住むことろのばんばのふしぎなつぼに兄が吸いこまれてしまうのを見た妹は、山の神に姿を消すおまじないを教わります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yumiha
31
表紙絵のばんばは、金色の爪も怖そうで、いわゆる魔女のように、さらった子どもを美味しくいただく・・・のではなかった。ペットのように、遊ぶのを見て楽しんでいただけだったと思う。でも、さらわれた側の家族としたら、たまらんわな。この結末は、しょうがないけれども、哀しい。2019/04/09
たまきら
27
読み友さんから。体調不良の娘さんのリクエストで。勇気ある女子が活躍するお話なので、勇気づけられたのかな？…てことは先に一人で読んでいたんだなあ。かわいそうに読んでいる最中に吐き戻し一回あり。（今は熟睡中）最後のページがちょっとかなしい、けれども裏表紙にほっとしたお話でした。2019/03/15
のぶのぶ
27
表紙の絵の迫力に引かれ、借りてきた。挿絵のインパクトが半端ない。読書感想画にしたら面白いかも。よくある話であるが、もうちょっとひねってもよかったかなあ。やっぱり暗くなる前には帰りたいね。挿絵を堪能するだけでもいい本。たまには、絵本も面白い。2018/12/26
そら
23
とても良かった。読み聞かせ候補に。2019/03/01
こゆ
21
5歳。私が長谷川摂子さんの作品が好きで読みたくて借りた絵本だけど、最近昔話ブームの息子にもヒット。子どもを連れ去るやまんばに兄をさらわれた女の子が取り戻すべく冒険するお話。昔話特有の言葉遣いも良いし、力強い絵もとても好き。食べるためにさらうのかと思いきや、寂しがりのやまんばが壷から出して眺めるためとわかり、私の中では悪役感が一気に下がった。が、息子には最後に泣いて暮らすやまんばが小気味良いらしい。まあ…でも親元に返してもらえないのはやっぱり酷いか。息子は孫をさらわれたじいさまが弱るのが不思議だった模様。2019/09/05
