内容説明
花や緑に囲まれて、小さな生き物たちと自分の庭で遊ぶ小さな女の子のフローラは、一見幸せそうです。でも、何か足りないということに気付きました。「友だちがほしい!」そこで…。
著者等紹介
ディーグマン,クリスティーナ[ディーグマン,クリスティーナ][Digman,Kristina]
1959年、スウェーデンのヨーテボルイに生まれ、西海岸の町ボースタードで育つ。ストックホルムの美術学校で学んだのち、デンマークのコペンハーゲンの美術アカデミーで絵画と彫刻を学ぶ。グラフィックデザイナーとして活動し、2001年からは子どもの本のイラストレーターとしても活躍をはじめる。2005年、一連の作品に対してエルサ・ベスコフ賞を受賞
ひしきあきらこ[ヒシキアキラコ]
菱木晃子。1960年、東京に生まれる。慶應義塾大学卒業。現在、スウェーデンのものを中心に児童書の翻訳に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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匠
71
庭の草花や小路のわきに咲くさまざまな植物の絵がとてもきれいで可愛かったのだが、主人公のフローラはあまりに孤独で。虫たちや花々とお話できても、やっぱり自分と同じような人間の友達が欲しかったなんてせつな過ぎる。そう思っていたら、ようやくお友達ができたのだけど、なんだか幻に思えて仕方ない。数年前、甥っ子に読んであげたらまったく同じことを言い「この本哀しいから好きじゃない」と言われてしまった。でも姪っ子は「かわいいから好き」と。子どもでも思うことはそれぞれあるようだった。2013/10/29
mntmt
19
繊細な可愛らしさ。この小さな世界にいつまでも浸っていたくなります。2016/02/04
小夜風
16
【図書館】おやゆび姫がもし自立していたら、こんな風に暮らしていたのかな。おやゆび姫と違ってフローラはカエルだってカタツムリだって仲良しで、選り好みしないところに好感が持てました。フローラがどうして独りぼっちなのか判らないのですが、最後にお友だちが出来て良かったです。絵が可愛くて好き♪2015/04/30
魚京童!
12
そうね。2016/04/23
いっちゃん
10
妖精?カッパや妖怪、この類いはわからないから興味深い。でも、さすがにこのサイズなら、野生の動物に襲われるだろうし、見つからないならいないのだろうと思うしかない。可愛いこんな妖精ならいて欲しいけど。2015/09/06
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