内容説明
菜の花の実を見たことがありますか?春の訪れとともに咲き始める黄色い菜の花は、全国各地で親しまれています。この絵本は、日本の各地を取材して描かれました。スジグロシロチョウ、ツバメ、カワラヒワなど、小さな生き物たちも登場します。季節をおって丹念に描かれた観察絵本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶのぶ
26
菜の花の黄色が綺麗な季節になったなあ。確かに葉の形が違う。上の方は、花が咲いているが、下の方は実ができている。葉の花を花瓶にいれておくと、花から実に、実が大きくなっていく。菜の花畑、きれいなところを見に行きたいなあ。蜜蜂は、次々に咲く菜の花は、大好きなのだろう。2019/03/02
いろ
24
図書館お話会で。季節にピッタリの菜の花を紹介した科学絵本。菜の花って,固有種を表すのではないと,改めて気づかされた。今年はまだ「一面の菜の花畑」を見た強い印象がないからか,8歳男児は身近な花としての親しみを感じないまま聴いている模様。食べ物の好き嫌いは少ない息子だけど,食用菜の花ではテンション上がらないから,母(私)もつい,今年はまだ食卓に出してなかったっけ。絵本の記憶があるうちに,一緒に食べたいな。とか,息子と歩く時,道端の畑に伸びている色んな野菜の「菜の花」にも目を向けたいな。とか,聴きながら考える。2016/03/15
ヒラP@ehon.gohon
21
ひとくくりにしている菜の花にもいろいろあることを、改めて知ることができて、とても参考になりました。 とくに、アブラナと菜花の違いには目からうろこ状態です。 春の野辺に多くの黄色い花を見かけますが、野菜の花も菜の花の仲間だということを知って、今一度驚きました。2019/03/30
みさどん
16
この季節ドライブしていると、ピンクの桜と黄色の菜の花が目にも鮮やか。菜の花はほとんどの野菜のとうがたった後の花。子どもは知らないことが多くて、これは春に読み聞かせしたい。丁寧できれいな一冊。2019/03/30
shoko
13
今年も河川敷で菜の花見て無邪気に春を喜んでいたけど、「菜の花は何か」という解像度が低かった。「菜の花」とは、アブラナ科アブラナ属の花の総称。畑で栽培されるなっぱ(白菜、キャベツ、蕪など)は放置すれば菜の花が咲く。野生化しているのは主に古くから日本で栽培されてきたアブラナ、油用に明治時代にアブラナの代替として輸入されたセイヨウアブラナ、食用のカラシナがある。/以下絵本外で追加調べ:後者の二種は外来種として行政が注意喚起をしており、→2025/03/23