内容説明
さあ、いよいよお弁当のご飯やおかずたちによる世界初のマラソン大会が始まります。てんやわんやの大混乱のなかで見事にゴールしたのはだれでしょう?奇想天外なマラソン大会を描く「全日本おべんとうマラソン」を皮切りに、3つのゆかいなお話で構成された創作童話集。
著者等紹介
岡田よしたか[オカダヨシタカ]
1956年、大阪府に生まれる。1980年、愛知県立芸術大学油画科卒業。1987年より10年間、大阪市の無認可共同保育所で働きながら、個展、グループ展を重ねる。1991年、画集を自費出版。1995年、画集第2集を自費出版。奈良県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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masa@レビューお休み中
137
久しぶりに岡田さんの絵本読みましたが…。悔しいけど、やっぱり面白いですね。もうどうして、この人は食べ物に魂を与えてしまうのかな。おにぎりや、焼き鮭や納豆や、はてはたい焼きまでがマラソン大会で走ってしまうんですよね。しかも、同じ食材同士が激しくデッドヒートを繰り広げるんです。罵りあうという口げんかで…。まったく関係ないと思えるマラソンのお話は、最後の『特急おべんとう号』につながっているのもまたいいんですよね。まだ未読の岡田作品も読みたくなってきましたね。また図書館で借りちゃおうかなぁ。2016/05/21
ぶち
94
絵本としては長編で、三つのお話しからなっています。「全日本おべんとうマラソン」はお弁当のおかずたちがマラソン大会のお話し。途中で、お弁当の具とは思えないものが乱入したり、猫に襲われたり、雨が降ったり。無事にゴールできるのか、ハラハラしながら楽しめるお話しです。「ねこ大災難」は、マラソンで襲ってきた猫が災難に見舞われながらも大奮闘する愉快なお話です。最後は、マラソン大会で頑張ったご褒美の遠足のお話し。喧嘩をしながらもたくさん遊んで、家路についたおべんとう達。最後の解散のシーンで少ししんみり。2019/06/21
☆よいこ
81
児童書。小学2年生位から。ナンセンス系幼年読み物が3編[全日本おべんとうマラソン]お弁当のごはんやおかずがマラソン大会をする。「お弁当」といいつつ初っ端から納豆不利とかw納豆を弁当入れんやろ。おかず達は主張が強すぎてお互いに揉める。いたるところで喧嘩が起こり、ネコも乱入。なんでもあり[ねこ大災難]巨大金魚に追いかけられる猫。トラウマものだわ[特急おべんとう号]マラソン大会で頑張ったご褒美に、電車で遠足に行くご飯たちとおかず達。そしてまた揉める、喧嘩する。なんで好戦的なんw弁当の弁当は調味料。▽勢いは良い2022/07/28
ito
51
三話の創作童話が収録されている。おべんとうのおかずたちのマラソンや遠足の様子に笑ってしまう。一生懸命、競争した後は、仲良く遠足に出かけたり、帰りの電車でぐったりしてる姿とか、全ての活動にニヤニヤした。ねこ大災難では、ねこの気持ちになって大いに焦ってしまう。似て非なるキャラ達のふるまいに惹き込まれるのは、リアルすぎる描写のせい。2014/04/21
しゅわ
47
【図書館】お弁当のおかず達が競う「全日本おべんとうマラソン」、金魚を狙った猫をおそう大事件「ねこ 大災難」 そしてマラソンでがんばったおかず達の遠足を描いた「特急おべんとう号」の3本立て。どれもツッコミどころ満載なとんでもないお話ですが、がちゃがちゃ感がメチャクチャおもしろかったです。特に納豆最高♪ 娘も声をあげて大爆笑していました♪2014/01/20
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