内容説明
電車に乗って、耳を傾けていると、わずかひと駅間でも、電車はさまざまなリズムの音を刻んでいます。独特の感性で表現した擬音、緻密な絵とともに、電車と線路が奏でるユーモラスな音楽をお届けします。
著者等紹介
三宮麻由子[サンノミヤマユコ]
東京に生まれる。上智大学大学院博士前期課程修了。外資系通信社勤務。エッセイスト
みねおみつ[ミネオミツ]
峯尾充。1954年、東京に生まれる。1977年、日本大学芸術学部卒業。1985年から1993年にかけて、公募団体に所属し、タブローを発表。その後、個展活動とともに絵本の創作をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
64
電車で聞こえる様々な音を表現した、擬音だけの絵本。電車がホームに入ってくる時の音、ドアが閉まり発車する音、だんだん加速して定速で走る音、踏切の音、反対方面の電車とすれ違う音、鉄橋の音、ポイントで線路が切り替わる音、ホームに入り停止する音、ドアが開く音。電車に乗った男の子の目線で絵が展開するのだが、男の子が運転席にかぶりつきなので、電車でGoのような臨場感も味わえる。2016/09/24
misa*
53
読友さんオススメ絵本。セリフがほとんどなくって電車の音だけなのに、このリズムが面白いみたいで、息子はゲラゲラ笑ってハマってました!こちらは読むのに必死!笑(息子3歳)2019/11/08
がらくたどん
47
小さい人のおはなし会用(候補)三宮さんの「音」の描写がとっても素敵。ただし、私は毎回けっこう練習しないと読めない。これとか、山下洋輔さんの『つきよのおんがくかい』とか。文字をその場で追って読んだらヘンテコな事になる。ある時、素話だと思えばいいんだ~と気づいてからは、グッと楽しみになった。(素話と同じに練習は必要ですが)電車に乗った時に、音だの揺れだのを感じるのも楽しいかもって思ってくれたら嬉しい。2022/05/31
chiaki
47
次女に読み聞かせ。運転席からの眺め…というのが、次女にはなかなか伝わらなかったみたいで「電車来ないね〰」とつぶやいていました。笑 そして読むのめちゃくちゃ難しかった!ほぼ走行音…。全然正確に読めませんでした〜泣 車内アナウンスなんかもあるので、これは中川家に読み聞かせしてもらいたいです!2021/04/24
papapapapal
40
まだ幼い長男が、もっと幼い末っ子を膝に乗せて一生懸命読み聞かせしてた思い出の絵本♪ これがまた絶妙に上手くて…(笑) ちなみに、読むのにかなりのスキルを要するので、読み聞かせボランティアさんには不向き。2021/09/16