内容説明
そばがらじさまの捨てた犬を、まめじさまが大切に育てていると、犬がかもしかを捕まえてきて、まめじさまは、しし汁にありつけます。羨んだそばがらじさまが、犬を無理やり連れていきますが、ひどい目に。良いじいさんと悪いじいさんが登場してくる典型的な本格昔話を、選び抜かれた表現で展開する昔話絵本の傑作です。
著者等紹介
小林輝子[コバヤシテルコ]
1934年、岩手県に生まれる。俳句を作るかたわら、昔話を聞き集めている。風土同人、俳人協会会員。岩手県在住
赤羽末吉[アカバスエキチ]
1910~1990。東京に生まれた。1959年、日本童画会展で茂田井賞受賞。主な絵本に『ももたろう』(サンケイ児童出版文化賞)、『スーホの白い馬』(サンケイ児童出版文化賞、ブルックリン美術館絵本賞)、さし絵に『白いりゅう黒いりゅう』(サンケイ児童出版文化賞、岩波書店)などがある。1980年、それまでの絵本の業績に対して、国際アンデルセン賞画家賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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