感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
33
狂言「このみあらそい」をベースにした絵本。お花見の宴で盛り上がるタチバナ一同。断りもなく宴を繰り広げる様を見て、その山に住むクリの実が一言申しにやって来る。はじめは遠慮がちに互いの面子を立てようと振る舞うものの、ちょっとした侮辱から喧嘩が勃発!!桜吹雪からのラストの終わり方、喧騒からの静けさの対比がとても美しいです!これは是非是非、春に読み聞かせしたい。4年生くらいからかな〰️2019/10/05
ヒラP@ehon.gohon
26
こんなお話が小学校の教科書に載っていたのですね。花見の席で、柑橘類一家と木の実一家の大げんか。こんな無粋なことはありませんが、些細な事からケンカが始まることと、酒の席での大人のだらしなさを、子どもたちは客観的に分析するのでしょうね。古歌が織り込まれていることに格調の高さを感じます。 あまり耳にしない柑橘類が出てくるので、関心は別のところに行ってしまうかも知れません。木の実一家の大半が果実であることも不思議ではあります。 でも、そこは狂言の持ち味、花見の真の主役の桜が喧嘩両成敗を決めるまとめは見事です。2021/11/05
どあら
20
図書館で読了。狂言のお話(木の実あらそい)が元になっている。(全学年)2020/07/12
刹那
14
4年生の推薦図書✩けんかってこんな感じで始まりますよね。けんかがないのが一番いいけどねー。2016/10/05
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
狂言『菓争(このみあらそい)』をもとに描かれた絵本。けんかのおはなしですが、和歌がでてくるなどひねりが効いてます。タチバナは、日本古来野生していたそうですが、クネンボ・ミカン・ブンタンなどは室町末期に渡来したそうです。表紙・裏表紙にタチバナ一族とクリ一族が、戦う気満々で描かれています(笑)2021/11/16
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