内容説明
第二次大戦末期のオランダ。ドイツ軍に町を追われた十一歳の少女ノーチェは、人里離れた農家にたどり着く。はじめて体験する農家での暮らしに喜びを見いだすノーチェだったが、その平穏な日常を戦争の影が静かに覆っていく。戦争の冬を懸命に生きる人々の喜びや悲しみが、少女の目を通して細やかにつづられる。
著者等紹介
ペルフロム,エルス[ペルフロム,エルス][Pelgrom,Els]
1934年、オランダのアムネルに生まれる。翻訳や地元紙の編集などに携わったのち、1977年、『第八森の子どもたち』を発表。オランダで毎年最も優れた児童文学に贈られる「金の石筆賞」を受賞する。その後85年に『小さなソフィーとのっぽのパタパタ』(徳間書店刊)で、また90年にも『どんぐり食いたち』でと、三度にわたって「金の石筆賞」を受賞している。94年には、これまでの児童文学における業績に対して、「テオ・タイセン賞」(青少年文学のための国家賞)を贈られた。現在はオランダのハーレムに在住
野坂悦子[ノザカエツコ]
東京都に生まれる。オランダ語を中心に、子どもの本の翻訳を手がけている
ストラーテン,ペーター・ファン[ストラーテン,ペーターファン][Straaten,Peter van]
1935年、オランダのアルネムに生まれる。風刺漫画家、イラストレーターとして高く評価され、数々の賞を受賞。子どもの本の挿絵も多数手がけ、98年には、はじめて自分で文章も書き下ろした『少年と木』を出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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四男の母