福音館文庫<br> 第八森の子どもたち

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福音館文庫
第八森の子どもたち

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  • サイズ B6判/ページ数 381p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784834022780
  • NDC分類 K949
  • Cコード C8297

内容説明

第二次大戦末期のオランダ。ドイツ軍に町を追われた十一歳の少女ノーチェは、人里離れた農家にたどり着く。はじめて体験する農家での暮らしに喜びを見いだすノーチェだったが、その平穏な日常を戦争の影が静かに覆っていく。戦争の冬を懸命に生きる人々の喜びや悲しみが、少女の目を通して細やかにつづられる。

著者等紹介

ペルフロム,エルス[ペルフロム,エルス][Pelgrom,Els]
1934年、オランダのアムネルに生まれる。翻訳や地元紙の編集などに携わったのち、1977年、『第八森の子どもたち』を発表。オランダで毎年最も優れた児童文学に贈られる「金の石筆賞」を受賞する。その後85年に『小さなソフィーとのっぽのパタパタ』(徳間書店刊)で、また90年にも『どんぐり食いたち』でと、三度にわたって「金の石筆賞」を受賞している。94年には、これまでの児童文学における業績に対して、「テオ・タイセン賞」(青少年文学のための国家賞)を贈られた。現在はオランダのハーレムに在住

野坂悦子[ノザカエツコ]
東京都に生まれる。オランダ語を中心に、子どもの本の翻訳を手がけている

ストラーテン,ペーター・ファン[ストラーテン,ペーターファン][Straaten,Peter van]
1935年、オランダのアルネムに生まれる。風刺漫画家、イラストレーターとして高く評価され、数々の賞を受賞。子どもの本の挿絵も多数手がけ、98年には、はじめて自分で文章も書き下ろした『少年と木』を出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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長くつしたのピッピ

11
第2次世界大戦末期のオランダの農家が舞台。そこのおやじさんとおかみさんは、頼ってくる人たちを受け入れ、自分たちの持っている物を譲ってやる。この家に身を寄せた11歳の少女の目を通して戦争の悲惨さや悲しみが伝わってくる。第八森と名づけた森に匿われていたユダヤ人の家族のその後を思うと胸が痛む。児童書なので子どもが何処までそれを理解できるかは疑問だが、戦争を知ろうとするきっかけとなる良書。市井でどんなに苦しいことがあっても子どもの世界は生き生きと描かれているのが又いい。2019/10/14

ぱせり

10
戦争は悲惨なもの。そんななかで、ひとときの笑顔と思いやりを忘れないこと。太陽のぬくもりを喜び、緑の輝きを嬉しいと思うとき。だれかの悲しみ・痛みに寄り添い、誰かの喜びをともに笑いあえる人々がいる。そういう人たちの豊かさ、勇敢さに、言葉を失くしてしまう。「思い出のアンネ・フランク」でミープさんが語った「よきオランダ人」という言葉を思い出します。ああ、ここにもそういう人たちがいる。2010/10/15

にたいも

7
WWⅡ末期の冬から終結の春までを描く。ドイツ占領下のオランダ。11歳のノーチェと父は独軍に町を追い出され農家クラップヘクに身を寄せる。懐の深いヤンナおばさんとおやじさん夫妻が助けるのはノーチェたちだけではなかった。/しびれるほどの寒さの中でのそりすべり、みぞれまじりの強い風の日に登る屋根、春に初めて小屋から出た子牛たちが嗅ぐ草のにおい、瑞々しく農家の生活が描かれる。ノーチェがずっとここにいたかった気持ちがよくわかる。11歳くらいから。2023/11/14

まりこ

6
第二次世界大戦末期のオランダで、ドイツ軍に町を追われた11歳の少女ノーチェと父親は、農家クラップヘクに身を寄せる。ノーチェは、農家の暮らしが好きだった。まめまめしく働き、ヤンナおばさんに頼りにされるのが得意だった。けれど、戦争の影はクラップヘクへと忍び寄る。ノーチェの寝息を聞きながら〈普通の時代だったら、どんなことをしていたのかな〉と呟く父親。この農家の夫婦の存在は、人類の光のようだ。大袈裟ではなく、そう思う。ノーチェの静かな眼差しに包まれ、その思いが体内に染み入るような物語。ぜひ。小学校高学年から。2014/11/23

四男の母

5
この本を読んでて角野栄子さんのトンネルの森1945を思い出した。戦争で大変な時にノーチェはヤンナおばさんたちみたいなあたたかい人たちと過ごせてよかったなと思った。大変な時こそ、こういう人たちを見習いたい。2019/06/25

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